【Daily Choppy !】第624回:Enjoy, Never Ending Story

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こんにちは。好きなマンガの終わりが見えない、チョッピーです。

Enjoy, Never Ending Story
Enjoy, Never Ending Story

先日掲載した『Daily Choppy !』第619回で「始めた者には終わらせる責任がある」という内容の記事を書いた。

実は、こちらの記事を書きながら「とは言っても終わらないモノってあるよね…」とも思っていた。今日はそれらについて書いてみたいと思う。

終わらせる義務があるのはプロジェクトだけ

なんでもかんでも終わらせなければいけないわけではない。個人的な考えだが、始めた者に終わらせる「義務」があるのはプロジェクトだけだと思っている。

『Daily Choppy !』第619回は『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を観た事をキッカケに書いた記事だが、そこでも僕は「エヴァンゲリオン」を「プロジェクト」と評している。

なお、ここでいうプロジェクトとは「サービス、製品等の製造を目的とした独自性・有期性・一過性のある業務」を意味する。

チョッピー
チョッピー

上に書いたプロジェクトの定義はプロジェクトマネジメントの国際標準とされるPMBOKでの定義とそれほど違わないと思います。PMBOKでは「一過性」という言葉は使われていないようですが繰り返し行われる活動は定常業務であってプロジェクトではないため、それを指して「一過性」と表現するのはそんなに間違っているわけではない…と僕は考えています。なお、僕はIPAのPM資格は取得していますが、PMBOKをベースとした資格PMPは取得していないためPMBOKに対する理解が誤っている可能性もあります。ご了承願います。

このプロジェクトの定義は『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』のような映画やテレビ番組やマンガなどにも適応できるモノだと僕は考えている。

よって僕は「映画やテレビ番組やマンガ」なども「始めたのであれば終わらせる義務がある」と考えている。

期限のない活動には終わらせる義務はないよね

一方、世の中には「独自のサービス、製品等の製造を目的とした一過性ではあるが有期性ではない活動」もある。たとえば「連載小説」や「連載漫画」などがそれにあたる。

これらを製造する業務は定常業務ではない。同じアウトプットを繰り返し製造する事が許されないからだ。また、それらの作品が継続して掲載される期間も明確ではない。つまりこれらは「独自のサービス、製品等の製造を目的とした一過性ではあるが有期性ではない活動」となる。

チョッピー
チョッピー

本連載『Daily Choppy !』もこれに該当しますね

「有期性ではない」という事は終わらせる義務はないことになる。「いつ終わらせるか」が決まっていないからだ。個人的には「終わらせる責任」はあるとは思うが「義務」はない。なので、残念なことに「始まったのに終わらない作品」は世の中にたくさんある。

チョッピー
チョッピー

実際の作品名を挙げると角が立つので、それはしませんけれども

「終わり」にこだわるべきなのは作り手

さて、今まで「終わらせること」に対して「義務」だとか「責任」だとか、かなり強い言葉で「するべきだ」と書いてきた。これは僕自身が「色々な事を始めた人間」だからだ。本サイト『ふらとぴ』を中心とする事業もそうだし、『ふらとぴ』の中でも連載企画をいくつか始めている。

つまり「作り手」の立場で自戒の気持ちを込めて「いつかは終わらせるべきだ」と書いている。

チョッピー
チョッピー

ただ『ふらとぴ』事業に関しては当たり前ですが「可能な限り終わらせない努力」をするべきだと考えています。何事にもいずれ「終わらせた方が良い状態」は訪れるとは思うのですが、その訪れを可能な限り遠ざけるのも経営者の責任であろう…と考えています。企業には「ゴーイングコンサーン」という考えもありますしね。

消費者としては「終わり」にこだわらない方がいい(と思う)

ただ消費者の立場としてはどうか。あまり終わりにこだわらない方がいいのではないかと思っている。

もう少し詳しくお伝えすると「終わった作品」に対しては「終わった事実」だけに注目するべきで、その内容にはさして深入りしない方がいいと考えている。なぜならば、仮にその終わり方に満足できなかった場合でも、すでにその作品は終わってしまっているのだから。それに関してアレコレ言及するだけ無駄である。

また、「終わらない作品」に対して「終わり」を意識するのも辞めた方がいいと思う。「永久凍結」となったプロジェクトに関してもそうだ。その作品が続いているのであれば、その瞬間を楽しめばよい。その終わり方を消費者が考える必要はない。「永久凍結」となったプロジェクトに関しても、それに関しては「続いていた時の楽しさ」だけを反芻して「終わりが来ない」ことは忘れた方がよい。

そう簡単に割り切れない場合もあるかもしれないが、それに固執するよりかは遥かにマシだと僕は思う。

本日の締め

今回は僕の考える「終わらない作品の楽しみ方」についてのお話を書いてみました。

どうも僕には「消費者の立場でなにかに固執するのはあまり良くない」という考えがあるようです。逆に「作り手としては出来るだけこだわった方がいい」という考えもある。皆様はどうお考えになられますか?

チョッピー
チョッピー

ちなみに『ふらとぴ』にも僕担当のコンテンツでいくつか「終わらない作品」になってしまっているものがあります。これらの始末をちゃんとつけないとな…。

本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。

どうも今日の記事は難産でした。自分の中で考えがまとまっていないのかもしれません。いつか同じテーマで再挑戦する日が来るかも。

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