【Daily Choppy !】第50回:「わかりにくい物語」としての「ふらとぴ」について

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こんにちは。チョッピーです。

「わかりやすさ」って大事なものだと思うんですね。
「それが何であるのか」がハッキリしていればいる程、「それに対する印象」や「それに対してどの様にふるまうべきか」が「それに関わる人々」にとって明確になってきます。

そういう観点から「ふらとぴ」をみると、たぶん、かなりの確率で「失格」の烙印を押されてしまうのではないかなぁ…と思います。「ふらとぴ」は「ふらとぴについて」にも記載していますが「様々なコンテンツを楽しみつつ、障害者の就労を応援する事が出来るウェブサイト」です。まず、多くの人にとっては、このコンセプト自体が「意味不明」なのではないかな?と思います。

たぶんですけど「様々なコンテンツを楽しむ」と「障害者の就労を応援する」が両立している時点で「つまりどういう事だってばよ?」という状態になる人が多いのではないかと思います。あんまり「障害者の就労を応援する」という字面に漂うイメージと「様々なコンテンツを楽しむ」というイメージに親和性が無いように感じられるのではないかな…と思っています。

さらに、その「様々なコンテンツ」に関しても「ふらとぴ」は「明確な方向性を定めてコンテンツを作成する事によりサイト自体の【色】を明確にする」という方針は採用していません。基本方針は「クリエイター個人が作成したいコンテンツを作成する」というモノになっています。もちろん細かく言うと「公序良俗に反さないコンテンツにすること」などの規約はありますが、基本的には「クリエイターが作りたいモノを作る」が最優先される方針となっています。

そのためサイト全体として、一見しただけでは「何を目指して、どういう方向で、何をしているサイトなのか」が非常にわかりにくくなっているのではないかな…と感じています。

これって基本的なマーケティング手法におけるプロダクト開発においては「ダメな存在」だとされる可能性が高いと思うんですよ。基本的にプロダクトを開発する場合においては「想定される顧客層を定め、彼らに訴求する様なプロダクトを開発する」という方針が大前提となると思われるため「わかりやすさが求められがち」になると思うんです。だって「プロダクトがターゲットとしているモノがわかりやすい」という事はすなわち「ターゲット顧客に購入されやすい」に繋がる可能性が高いという事に他ならないと思われますから。

なので「ふらとぴ」としても、そういうマーケティング手法を採用する場合は「様々なコンテンツを楽しむ」と「障害者の就労を応援する」という「雰囲気の異なるテーマ」を両立する事は目指さずに「エンタメとしてのコンテンツの方向性を定める」とか「障害者福祉に興味のある人を呼び寄せるサイト構成にする」みたいな感じで、どちらかに特化する方向性のサイト運営をした方がいいのではないか…と思うんですよね。そっちの方が「わかりやすい」でしょ? 例えば「障害福祉」に特化するのであれば「障害者のエピソードを画像を添えて掲載して寄付金を募る」みたいなコンテンツがあった方が「わかりやすい」ですよね。

もちろん、そういうコンテンツの価値を否定する気は無いのですが、でもねぇ…それ、なんかねぇ、個人的に「つまんない」んですよね。内容がというか、やり方として。
なんでかっていうと「わかりやすい」っていう事は、すでに「大衆に認識されている価値観をベースにしている」って事であって、そこにある「新しさ」には「革新的なモノ」は含まれていない様に思えてしまうんですよね、僕には。

僕、なんというか「革新的な新しさ」を世の中に提示したいんですよ。
「こういう世界があってもいいじゃない」という可能性を作りたいというか。
で、革新的という事は「わかりにくい」という事でもあると思っています。
だってそれは「今まで存在していなかった価値観」だからです。

なので「ふらとぴ」運営においても「わかりやすさの誘惑」は非常に強いモノがあるのですが、出来るだけそれに抗いつつも「ふらとぴ」を社会に受け入られる存続可能なプロダクトとして成長させていきたいなぁ…と考えている次第です。また、「わかりにくさ」は「革新的であること」の結果であり必然ではあると思いますが「わかりにくければ必ず革新的である」とは言えない事もまた事実であると思いますので、「ふらとぴ」はなんとしても「わかりにくいが革新的」であるプロダクトにしていきたいと思っています。

なんだか、この記事もまた「わかりにくい」モノになっている気もします。
僕が何が言いたいのかは伝わっているのでしょうか?
僕にはよくわかりませんが「伝わったんじゃないかな?」と信じながら、今回の記事は終わりたいと思います。

本日もふらとぴに訪問頂きありがとうございます。
少しでもお楽しみ頂ければ幸いです。

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