【Daily Choppy !】第113回:「Do you remember?」の声の出し方について

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こんにちは。チョッピーです。

今日は完全に趣味の話です。
いや、まぁ、いつもそうですけど、今日は特にその度合いが高いです。

まずは何も考えずにこの動画を観てください。

宮本浩次-Do you remember?

以前の記事でも紹介しましたが、エレファントカシマシのボーカルとして有名な宮本さんのソロ曲です。メロコア的曲調に宮本さんのロックな発声が合わさり、唯一無二の魅力を感じさせるメロディーを奏でています。 スゴくいい歌ですよね。で、スゴくいい歌って歌いたくなっちゃいますよね。というわけで、今日はこの歌の歌い方についてチョッピーが個人的に感じた事を述べていきます。

まずこの歌、ほとんど全編に渡って宮本さんはガナり声で歌っているのですが、この声の出し方、すっごく難しいです。僕は全然、ちゃんと出せません。ただ、少し練習したところ、コツがわかってきました。

「ガナり」とか「シャウト」とか呼ばれる声って、基本的に声帯などを利用して声にディストーションをかけていく事により歪んだ音を出していくテクニックだと思っています。僕は「ガテラル」とか「グロウル」とか呼ばれるタイプの声ならば少しだけ出せるのですが、これらの声って、喉の下の部分(舌がある方)でエッジをかける事によって出しているイメージです。

図示すると下の絵で赤丸で囲っている部分で歪みを作るイメージです。

ガテラルとかで歪みを生み出す場所のイメージ
ガテラル・グロウルで歪みを生み出す場所のイメージ(チョッピーの場合)

絵が衝撃的な感じになってしまっている事はスルーでお願いします。
とにかく、ガテラルやグロウルは僕の場合は上記の赤丸部分で歪みを作るイメージで発声しています。対してガナリの場合は以下の様なイメージです。

ガナリで歪みを生み出す場所のイメージ
ガナリで歪みを生み出す場所のイメージ(チョッピーの場合)

軟口蓋の少し奥の辺りでディストーションをかけているイメージです。「軟口蓋って何…?」という方はGoogle検索結果をご参照ください。検索結果はこちら

ただ、ここで注意が必要なのですがディストーションをかけすぎてしまうと「Do you remember?」で宮本さんが出している様な声ではなく破壊的なシャウトになってしまうんですよね。イメージとしては…「Fear, and Loathing in Las Vegas」がよく出している感じの声…具体的には↓の曲の02:50~03:08あたりで使われている声みたいな感じになります。

Fear, and Loathing in Las Vegas「The Stronger, The Further You’ll Be」(02:48より再生されます)

この声ってたぶん「スクリーム」とか「スクリーチ」とか呼ばれる声だと思うんですが、宮本さんの声とは明らかに違いますね。宮本さんの声を出すためには「軟口蓋の上あたりで若干のディストーションをかけながら声帯を潰すイメージで声を出す」必要があるのだと思います。

ただ、ここでさらに注意が必要なのですが「声帯を潰す」とは言っても潰しすぎてはダメです。そうすると今度は金切り声の様な金属質な声質になってしまいます。全てが絶妙なバランスの上に成り立っている発声…それが「Do you remember?」における宮本さんの声だと思われます。

いやー、こんな針に糸を通す様な繊細な声のコントロールをしているのは本当に凄いなぁ…と思います。僕も少しでも近づけるように練習をしているのですが、全然、このレベルまで到達できる気がしません。千里の山も一歩からの気持ちで頑張りたいと思います。

本日もふらとぴに訪問頂きありがとうございます。
少しでもお楽しみ頂ければ幸いです。

ちなみに本記事で解説している声の出し方などは全て僕のイメージであって、その正しさなどは全く保証できない事をお断りしておきます。また、ここで紹介している声の出し方はどれも喉に過度のダメージを与える可能性があります。これらを試した事により生じたいかなる損害に対してもチョッピーは責任を負いかねます。ご了承の程、よろしくお願い致します。

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