【げぇむのよこみち】第78回:温故知新のインディーズ系RPG『Light Fairytale Episode 1』

げぇむのよこみち

こんにちは。ForzaHorizon5が発売されたのでXboxを再設置しました、横道それ夫です。

さて、今回はそのXboxでプレイできるインディーズ系RPG『Light Fairytale Episode 1』のレビュー記事です。

シナリオに関するネタバレは含みませんので、未プレイで気になっているという方も安心してお読みください。

なお、本作のプレイ環境はXbox Series X(内蔵SSD)です

Light Fairytale Episode 1

概要

neko.worksHPTwitter)というフランスの開発スタジオ(ワンマンスタジオです!)の作品です。

日本国内ではSteamXbox One(Series X|S最適化)でプレイできます。価格はSteam版が999円、Xbox ONE版が1,150円です。

「エピソード1」とあるように、大きな物語を複数エピソードに分割して展開しています。

今回のレビューには含まれていませんが、現時点でエピソード2まで発売されています。こちらも SteamとXbox One(Series X|S最適化)でプレイできます。

Light Fairytale(ライト・フェアリーテール)は、恐ろしく強大な帝国によって統治される地下世界を舞台とした、ターンベースの3D系日本式RPGです。

このプロジェクトは、近代的なグラフィックとゲームプレイシステムを適用しながらも、90年代のJRPGが持つ没頭させるような世界観と独特の感覚を再現することを目的に制作されました。

エピソード1は冒険の始まりです。ハルとその幼なじみのクロコとしてプレイしながら、地下に存在する下層街を支配する悪の帝国と戦いましょう。

Light Fairytale Episode 1 | Steam

ジャンルはRPG。操作からシステムまで、RPGのスタンダードと言えるようなゲームデザインです。

90年代のJRPGに影響を受けたとのことですが、単なる過去の名作JRPGのコピーではなく、それらへのリスペクトと共にオリジナルとしての魅力も追及した作品、という印象を受けます。

翻訳やボリューム、ロード時間の話

日本語翻訳に違和感を感じる部分は殆どありません。

むしろ、セリフ回しにもJRPGテイストを感じさせます。

シリアス過ぎず、コミカル過ぎず、若干のメタ発言も添えて…みたいな雰囲気はテイルズっぽさがありますね。

プレイ時間は普通にクリアまで進めて2~3時間程度。「エピソード1」=物語のプロローグである、という点を考えれば妥当です。

もっとも、同価格帯で十数時間遊べるインディーズ系作品もあるので、費用対効果を強く意識する人は注意が必要かもしれません。

ロード時間はほぼ皆無。Series X|S最適化&内蔵SSDでプレイすれば、ロード時間についてはストレスフリーです。

光の演出が美しいEP1の世界観はFFⅦ+ドラクォ

本作の舞台は地下だけなので全体的に暗い場所が多いのですが、街を彩るネオンや街灯・照明による光の演出がとても美しく、大手メーカーにも負けず劣らずなクオリティです。

また、地下特有の埃っぽっさや、ちょっと歪な機械文明の雰囲気は『ファイナルファンタジーⅦ』のミッドガルや、『ブレスオブファイアV ドラゴンクォーター』の地下都市っぽさもあり、これらをを知る人は、少し懐かしい気持ちを覚えるかもしれません。

この閉塞した世界から「空」に繋がっていく(であろう)物語は、十分に期待できます。

デフォルメキャラが活きる良き演出

キャラクターは三等身くらいのデフォルメでクリクリ可愛らしく動きます。

その動きや表情には、いい意味で「想像の余地」が残されており、プレイヤーが登場人物についてイメージを膨らませることができます。

シリアスなシーンに添えられるギャグ要素や、ちょっとしたお色気シーンなど、フォトリアルなキャラクターでは却って不自然になってしまう演出も、デフォルメキャラの「想像の余地」によって極々自然に楽しめてしまいます。

シンプルな戦闘システム

目まぐるしく変わる戦況にリアルタイムで対応…という忙しいタイプではなく、行動順がハッキリ分かれて、都度しっかり考えてから行動できるタイプの戦闘システムです。

敵味方を俯瞰する戦闘画面はファイナルファンタジーっぽく、中身のシステムはドラゴンクエストっぽさがあります。

つまるところ、非常に取っつき易い非常にシンプルなターン制の戦闘システムです。

本作における基本的な攻撃手段は「通常攻撃」「魔法1種」「攻撃アイテム1種」とやや控えめ。

また、各キャラクターには被ダメージで増加するパワーゲージが備わっており、溜まると「怒り」というコマンドが出現し、全体回復や高火力攻撃ができます。

FFⅦのリミットゲージみたいなやつ、といえばイメージできる方も多いかと思います。

一度溜まってしまったゲージは次回戦闘に持ち越せないので、その都度ぶっぱなすのが吉です。

問題点があるとすれば…

戦闘について若干シビアな部分があり、「これ詰むかも?」と思える部分がありました。※実際に詰んではいません。

レベル上げ&資金稼ぎができない

本作では出現する敵に限りがあり、プレイ中に稼げる経験値とお金が決まっています。

宿屋等の回復施設を拠点としたレベル上げができないので、決められたレベル帯でボスと闘うことになります。また、同じ理由で資金にも限りがあるため、回復アイテムを余分に抱えることもちょっと難しいです。

ただこれについては、EP1クリアデータを次作EP2に引き継ついだ際のバランスを調整するためだと思われます。

被ダメージが大きい&命中率が若干低い

HP150~200の自キャラに対して30~40ダメージがポンポン飛んできます。

先述の回復アイテム有限もあり、戦闘が長引くほどこちらが不利なのですが、味方側の命中率が若干心許ないのが不安要素です。

特定の味方キャラクターに攻撃が集中し、こちらの攻撃が外れてしまうことがあると、戦術に大きな狂いが生じます。

ある程度の運が絡んでしまうので、場合によっては少し理不尽な苦戦を強いられるかもしれません。

僕も一度、雑魚戦であわや全滅という危機に陥りました。

まとめ

本作「エピソード1」はあくまでプロローグであるため、ここだけプレイしても物語の全容はまったく明かされませんが、次作以降に十分な期待を抱かせる内容です。

SFCからPS2にかけてくらいのJRPG全盛期を知る、目の肥えたプレイヤーにもぜひ手に取ってもらいたい作品です。

もちろん、それらを知らない世代でも十分楽しめると思います。

本作の評価はEP2以降への期待も込めて…

星4つ!★★★★☆

今日もふらとぴにお越しいただきありがとうございます。ではまた!

次回はこのまま『Light Fairytale Episode 2』のレビュー記事をお届けする予定です。

Light Fairytale Episode 1 | Xbox
- このシリーズについて Light Fairytale(ライト・フェアリーテール)は、恐ろしく強大な帝国によって統治される地下世界を舞台とした、ターンベースの3D系日本式RPGです。 このプロジェクトは、近代的なグラフィックとゲームプレイシステムを適用しながらも、90年代のJRPGが持つ没頭させるような世界観...
Light Fairytale Episode 1 on Steam
A turn-based JRPG series featuring a modern presentation with a classic core. Episode 1 starts the journey to the lost 'sky' with Haru and Kuroko!
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