【Daily Choppy !】第46回:持たざる者の戦い方とは…?

Daily Choppy ! アイキャッチ画像2Daily Choppy!

こんにちは。チョッピーです。

このところ「障害副施設および該当施設が作成する商品(授産製品)のプロモーション媒体としてのふらとぴの価値を上げるためにはどうすればいいのか?」という事をずっと考えています。

なぜかと言うと、以下の記事でも記載しているのですが

【Daily Choppy !】第42回:ふらとぴのビジネスモデルについて④ -成長戦略について

現在の「Egene(ふらとぴの運営元組織です)」は上記の記事に記載した成長戦略でいうところのフェーズ1から2の過渡期にあり、フェーズ2に完全に移行するため、また、その後のフェーズ3のステージへ進むために「ふらとぴ」を「障害福祉施設にとってプロモーション媒体として利用してもよい、と判断して頂けるだけの価値のある媒体」に育てる必要がある(と考えている)ためです。

「ふらとぴ」を「障害福祉施設が利用するプロモーション媒体」として捉えた場合、その価値を図るための指標は「売上にどの程度、貢献したか」になると思います。なので「ふらとぴ」としては「ふらとぴを利用する事で、売上が○○円、向上します!」という事を障害福祉施設に訴える事が、直接的な訴求方法になると思うのですが…その方向性での訴求は難しいと思うんですよね。

何故かと言うと…これは「ふらとぴ」に限った話では無いと思うのですが、そもそも「広告媒体を利用した事による(売上への)効果」を正確に測る事って、かなり難しいのではないかと思います。というか現実的には不可能なのではないかと僕は考えています。

どうしてかと言うと…ある宣伝施策の効果を厳密に測る場合には「施策を実施したケース」と「施策を実施しなかったケース」の2通りを用意し「前者の結果 - 後者の結果 = 施策の効果」という計算を行う必要があると思うのですが、ここでこの2つのケースを実際に用意するのは、かなり難しいと思うのです。何故かというと、この2つのケースで差異が発生するポイントは厳密には「施策の実施有無」だけに限定しないといけないと考えるためです。その他の条件は完全に同じにしなければ厳密な意味での「効果の比較・測定」にはならないハズです。その他の条件とは具体的には「時期」や「場所」や「人」などです。普通に考えてそんなの不可能ですよね…。

で、仮に「とあるケースにおける効果の測定」が実施出来たとしても、それを営業先の障害福祉施設に伝える場合に「貴施設にこの施策を導入した場合の効果は○○です!」と断言する事も同様に不可能です。だって、それって未来の結果ですから。未来の事を現時点で予言する事は(少なくとも僕には)出来ません。タイムマシーンがあればワンチャンありますけど、少なくとも僕はタイムマシンは持っていませんし。

なので、仮に厳密な意味での「とあるケースにおける効果の測定」が出来たとしても、それって常に「過去のあるケースにおける効果」でしかなくて、未来の結果を保証するモノでも無いと思うんですよね。

…とまぁ、そんな感じに「出来ない理由」は色々とあげられるのですが、かと言って「というわけで宣伝効果はいかほどかわかりませんけど、導入しませんか?」という投げやりな営業文句を採用するわけにもいきません。障害福祉施設に「宣伝媒体としての価値」を認めてもらえるだけの「それらしい理由」をなんとか作り上げなければなりません。

…で、そういう風に考えていくと「ふらとぴ」の「宣伝媒体としての価値」を一番、あらわしているっぽい数値って「ユーザ数」とか「ページビュー数」とかになっていくと思うんですよ。「このサイトには1日に○○ページビューが見込まれるので、貴施設の宣伝としても〇〇ページビューが見込まれ、それによる売上の増加が見込まれる可能性があります」という形での営業になると思うんですね。(かなり婉曲的な表現の営業になってしまいますが、仕方ない…)

「こんだけウダウダ言っておきながら、結局、ユーザ数とページビュー数が指標ってウェブメディアとしては極めてフツーの結論だね」って感じの話になってますが、こういう風にひとつひとつウダウダと前提から考えていく事って大事だと思うんですね。少なくとも僕は何かを考える場合には、このくらい前提条件から疑っていく感じでやってます。

で、さらに話を進めますが「売上」って「客数×客単価」で求められます。
障害福祉施設にとって「ふらとぴ経由で商品を売る場合」と「ふらとぴを利用せずに商品を売る場合」を比較して、前者の場合に増える可能性が高い数字はどちらなのでしょうか?

僕は個人的には「客数」の方なのかなぁ…と思っています。
というのも「客単価」って、さらに「1回あたり平均商品購入数量」と「1商品あたり平均単価」に分ける事も出来て、それらの値って販売者側の裁量に依存するモノだと思うんですね。宣伝媒体側でそれらの値を操作するのって難しいと思うんですよ。

となると、ふらとぴが注力すべきなのは「障害福祉施設にとっての客数が増える様な値を増やすこと」になります。「客数」に直結する数値は「ユーザ数」と「ページビュー数」のどちらなのでしょうか?

個人的には「ユーザ数」な気がしています。
というのも「ユーザ数」と「ページビュー」って例えば「1人のユーザが5回ページを参照した場合」には「ユーザ数=1 ページビュー=5」と算出される値です。要は「人間の数」に近いのは「ユーザ数」だと思うんですよね。(厳密には1人の人間が2種類のブラウザを利用した場合は2ユーザと算出されたりもするらしいので、ユーザ数=サイト利用者にはならないと思うのですが)

上記の考えが全て正しいとすると「障害副施設および該当施設が作成する商品(授産製品)のプロモーション媒体としてのふらとぴの価値を上げるためには【ユーザ数が大きくなるようなサイトを構築すればよい】」という事になります。

さて、これをどうやって実現すればよいのか…。
考えられる方向性としては「プロダクトの品質を上げる」と「プロモーションによりふらとぴ自身の知名度を上げる」の2つかな…と思います。(結論がそれなら「ページビュー数」でも一緒では?という疑問があるかもしれませんが、まぁ、確かに結論は同じかもしれませんが、それは結果論なので…)

「ふらとぴのプロダクト=コンテンツ」ですので、前者の方向性で考える場合は「ふらとぴに掲載されるコンテンツの品質を上げる」という施策を行う必要があります。後者の方向性で考える場合には「ふらとぴをプロモーションする」という施策を行う必要があります。(以下、便宜的に前者の方向性をケースA、後者の方向性をケースBと呼びます)

ケースAを採用する場合には、さらに「現状のふらとぴクリエイターの生み出すコンテンツのクオリティを上げる」と「高いクオリティのコンテンツを購入する」と2つの方向性が考えられます。(以下、便宜的に前者をケースA-1、後者をケースA-2と呼びます)

ここで、ケースA-2とケースBを採用する場合には多額のコストが必要となります。
具体的にはケースA-2の場合は名の知れたクリエイターにコンテンツを作成してもらい、それを購入するためのコストが必要となります。ケースBの場合は単純にプロモーションに必要なコストが必要となります。どちらかと言えばケースBの方が多額のコストが必要そうな気がしますが、ケースA-2の場合でもコストが必要な事には変わりはありません。

対してケースA-1を採用する場合にはコストは必要ありませんが「高いクオリティのコンテンツを作成するための方法論」や「ふらとぴクリエイターの成長期間」などのノウハウ・時間が必要となります。

現時点のEgeneにはケースA-2やケースBを実施するための資金がありません。
ではケースA-1を採用するしかなさそうな気がするのですが、驚くべきことに、そのノウハウもありません(現時点のEgeneにはメディア関係者や本職クリエイターといった人材がいないのですよね)し、多くの時間を要していると、現時点で保有している少ない資金も使い果たしてしまいます。

PayPayなどの様にプロモーションに莫大なコストをかけられる力があればいいのですが、現時点のEgeneは完全に「持たざる者」なんですよね。成功するために必要な要素を何も持っていない。

この状態で僕達はどうやって戦っていけばいいのでしょうか。
「実は○○という秘策があるのです!」と宣言できればカッコいいのですが、本当に驚くべきことに何もないのです。いやー、困ったなぁ。

この問題に対する回答は、今後「Egeneおよびふらとぴ」が無事に成功出来た場合に「実は○○をしたのです!」という形で公開したいと思います。成功出来なかった場合は…「Egeneおよびふらとぴ」はひっそりとこの世から姿を消す事になるのでしょうね…。

そうならない様に頑張りたいと思いますので、皆様、是非、応援をお願い致します!

本日もふらとぴに訪問頂きありがとうございます。
少しでもお楽しみ頂ければ幸いです。

タイトルとURLをコピーしました