【Daily Choppy !】第135回:スポーツ型議論とクリエイト型議論について

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こんにちは。チョッピーです。

はじめに

今回はTwitterのチョッピーの個人アカウントでつぶやいた内容を再利用してみようと思います。

最初に結論をお伝えします。「ディベートと弁証法という2つの議論の違いを理解しておいた方が精神衛生上はよいかもしれないよね」です。

それではどうぞ。

本論

ツイート内容全文引用

何かの問題でツイートが読めなくなってしまった場合のために、以下に内容を全文引用する形で掲載します。

議論って2種類あると思うんですよね。

1.スポーツ型議論
2.クリエイト型議論

「1」は「勝った負けたの世界」で、その目的は「どちらがより優れた意見であるかを証明すること」です。「2」は「創造の世界」で、その目的は「誰も到達していない意見を造り上げること」です。

スポーツ型議論は完全に勝負の世界なので、エンタメ性が高くて人気があるんですよね。ただし、その議論から導きだされた結論に本当に効果があるのかどうかは不明です。「勝負の勝ち負け」が「主張の正しさ」や「効果の有無」だけによって決まるわけではないからです。

じゃあ何で勝ち負けが決まるか…と言えば、それは「オーディエンスの熱狂具合」と言えるでしょう。オーディエンスをより熱狂させた方が勝者です。そのためには場合によっては「正しさ」や「効果」ではなく、たとえば「勢い」や「声のよさ」などの要素が重要になってきたりもします。

対して「2」の場合は、そもそも勝ち負けがありません。あるのは「議論前には無かった意見が創出された」という結果だけです。言うなれば、その状態になれれば「全員が勝ち」であり、その状態になれなければ「全員が負け」と言えるのかもしれません。

個人的には「議論後に残った主張の効果」という観点からは「2」つまり「クリエイト型議論」の方が望ましいのではないかと思っています。クリエイト型議論は上手く進めば「全員の叡知を結集させた主張」を産み出す可能性があるからです。

ただ「クリエイト型議論」は面白味に欠けるので、Twitter等では往々にして「1」つまり「スポーツ型議論」が展開されている様に思えます。

Twitter上での議論を眺める場合は、これらの議論の違いについて意識しておいた方が、精神衛生上よろしいのかもしれませんね。

最後に補足ですが、この連続ツイートで言っているところの「スポーツ型議論」や「クリエイト型議論」という言葉は僕の造語です。一般的には前者は「ディベート」や「弁論」と呼ばれており、後者は「弁証法」と呼ばれていると思います。気になる方は調べてみるのもいいかもしれません。

チョッピー@ふらとぴ@Choppy_shiuichi|Twitter

おわりに

僕はTwitterでもちょくちょく、つぶやいています。
今回はそちらを引用する形で記事を書かせて頂きました。

本日もふらとぴに訪問頂きありがとうございます。

でも実際のところ弁証法が実践されている場は非常に貴重なので、ほとんどの議論はディベートですね。そういう場には血気盛んな人以外は近寄らない方がいいのかもしれません。

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