【Daily Choppy !】第772回:アップデートは難しい?

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こんにちは。横浜好き、チョッピーです。

アップデートは難しい?
アップデートは難しい?

東京 < 神奈川

昨日(8月23日)の新型コロナウイルスの新規陽性者数、神奈川が東京を上回り全国最多だったらしい。

神奈川の新規感染2579人、東京上回り全国最多 2人死亡 新型コロナ | カナロコ by 神奈川新聞
新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で23日、10歳未満~90代の男女2579人の感染が新たに確認された。うち1766人の感染経路が不明となっている。東京都の新規感染者数(2447人)を上回り、全国最多だった。1日当たりの新規感染者…

個人的に神奈川(横浜)は大学卒業後に地元を離れて一番最初に住んだ街だったので思い入れがある。そのため、このニュースにはビックリした。

神奈川は横浜という大都会を有する県ではあるが、流石に街の規模としては東京に劣る。また人口も東京の方が多い。

実際、今までの新規陽性者数は常に神奈川よりも東京の方が多かったハズだ。

もちろん神奈川よりも人口の少ない大阪の方が陽性者数や死者が多かった時期もあるし、そもそもの検査数などの違いもあるので、単純に街の規模や人口と新規陽性者数は比例はしないのだろうけれど…。

それにしても、やはり神奈川の新規陽性者数の方が東京のそれよりも多いのは、僕にとっては驚くべき話題だった。

レベルが違う

それにしても、新型コロナウイルスである。

現在はいわゆる第5波の真っただ中。幸いにして死者数は第1波~第4波と比べると少なめだが、感染者数や重症者数は過去最多を更新し続けている。(参考:日本国内の感染者数(NHKまとめ)

盛んに報道されている通り、第5波の中心となり猛威を振るっているのは新型コロナウイルスの変異株の一つデルタ株だ。

デルタ株が全国で9割超、若者感染リスク上昇 専門家組織
厚生労働省に新型コロナウイルス感染症対策を助言する専門家組織は18日、会合を開き、感染力が強いインド由来の変異株(デルタ株)が占める割合が全国的に9割以上にな…

上に埋め込んだ記事中には国立感染症研究所所長のデルタ株に関するコメントもある。引用する。

座長の脇田隆字(たかじ)・国立感染症研究所長は会合後、「災害医療に近い状態が継続している。デルタ株はこれまでと違うレベルのウイルスだという危機感の共有が必要だ」と話した。

デルタ株が全国で9割超、若者感染リスク上昇 専門家組織 – 産経ニュース

『これまでと違うレベルのウイルス』…。

つまり、なんだろう、医学的に正しい表現ではないとは思うのだが、デルタ株は「新型コロナウイルスの変異株」というよりも「新型コロナウイルス2」とか「スーパー新型コロナウイルス」とか「新型コロナウイルスダッシュプラス」だと思った方が良いのだろうか?

チョッピー
チョッピー

状況は悪化している

具体的にデルタ株は今までの新型コロナウイルスと何が違うのだろう?

もちろん、まだわからないところも多いとは思う。ただ、NHKのサイトによると『従来の新型コロナウイルスのおよそ2倍、日本国内の感染拡大の第4波で広がったアルファ株の1.5倍程度となっています』と紹介されている。

また、重症化度合いについても『感染した場合に重症化しやすいかどうかについては各国で研究が進められている途中ですが、WHOでは入院に至るリスクが高まっているとしています』とされている。

なるほど。

まだ正確なところは僕にはわからないが、どうやら「デルタ株は今までの新型コロナウイルスよりも感染力が高く、重症化リスクも高い」とは言えそうだ。

上述した『感染者数や重症者数は過去最多を更新し続けている』という事実と合わせて考えても納得感は強い。

自分や周囲の人々の命や健康が大事だと考える人々にとっては、現状の世界はどうやら第5波にして最大の警戒が必要な状況に陥ってしまっているようだ。

ただ…ニュース番組のインタビューなどを聴いている限りでは、どうも、そうは思っていない方も多いようだ。

それは難しいけれども

「宣言慣れ」「コロナ慣れ」「自粛疲れ」といった言葉が囁かれるようになって久しい。

実際に緊急事態宣言は発出されるたびに企業への出勤抑制効果は下がっている(=出勤率が上がっている)様だ。

「コロナ慣れ」「自粛疲れ」が明らかに、緊急事態宣言下でも企業の出勤率は上昇傾向 フォトシンス「Akerun入退室管理システム」の入退出データから判明
緊急事態宣言が発出されても、出勤率が減少していないことが、IoTを活用した企業の入退出データの集計で明らかになった。

「疲れ」や「慣れ」により新型コロナウイルスの感染予防意識が下がっているという側面もあるとは思う。

ただ、どうも「今までの新型コロナウイルスとデルタ株の違い」を認識していない方も一定数いるように思われる。

同様に「不織布マスクとウレタンマスクの感染予防効果の違い」や「医学的な意味と一般的な意味での”軽症”・”中等症”・”重症”のイメージの違い」などを認識されていない方もいる…ような気がしてならない。(それぞれの参考記事は以下)

感染拡大の原因でも若者に人気のウレタンマスク 「ケイト」のマスクはSNSでバズって即完売(全文) | デイリー新潮
東京都など6都府県に加えて、今月20日からは緊急事態宣言対象地域が13都府県に拡大された。…
新型コロナ重症・中等症・軽症とは どんな症状?当事者の声 | NHK
【NHK】新型コロナウイルスに感染した患者の症状を示す際に使われる「重症」「中等症Ⅰ・Ⅱ」「軽症」の区分。どのように分けられているのか、どんな症状なのか。当事者の声とともに紹介します。

新型コロナウイルスが世界的な脅威になり始めた2020年3月くらいから今に至るまで、その社会的な知見はドンドン変化している。デルタ株は「3密」どころか「1密」でも感染リスクはあるのだ。

玉石混交の情報が乱れ飛ぶ現在、何が正しくて何が間違っているのかを判断するのは中々難しい。常に最新の情報を追い続けるのも大変だ。だからと言って、変化する環境を無視する訳にはいかない。

少なくとも、自分や周囲の人々と健康で安全な生活を送りたいのであれば、環境に対する知見のアップデートを止めてはいけないな…と思う。

本日の締め

今回は僕の考える「知見を更新し続ける事の必要性」についてのお話を書いてみました。

知見のアップデートには様々な難しさが伴うと思います。本文に書いた通り「変化のスピードが速くて情報も多いので真贋の判断が難しい」という理由もあるでしょうし、それとは全く違う理由(過去の成功体験にとらわれている…など)もあるでしょう。

とはいえ「難しいから」でこれを放置していると、様々な不具合が起こってしまいます。出来るだけ多くの情報を仕入れ、その中から正しいモノを選び取り、自らの知見を更新し続けたいと思います。

本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。

今回の記事は久しぶりに引用マシマシなモノになりました。

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