【げぇむのよこみち】第51回:『ライザのアトリエ2 〜失われた伝承と秘密の妖精〜』が「2」すぎる問題

げぇむのよこみち

こんにちは。「ザールブルグ」シリーズのリメイクを待ち望む男、横道それ夫です。

世界観とおおよそのストーリーはそのままに、この際システムは派手に変えちゃっても構わないので…何卒よろしくお願い申し上げます。キャラデザは…変更やむなしでしょうか。

僕は『エリーのアトリエ』がお気に入りでした!!

というわけで今回は「アトリエ」シリーズのお話。

最新作『ライザのアトリエ2 〜失われた伝承と秘密の妖精〜』(以下、本作)に関する話題です。最新作…と言っても去年の作品ですけどね。

作品のレビューというよりは「シリーズものには気をつけろ!」みたいなお話です。

ストーリーのネタバレはないように配慮していますので未プレイの方でも読んでいただけると思います。

『ライザのアトリエ2 〜失われた伝承と秘密の妖精〜』概要

2020年12月発売。現在はPlaystation4・NintendoSwitch・steamでプレイ可能です。

ライザのアトリエ2 〜失われた伝承と秘密の妖精〜
君を離さない。たとえ、この力を失っても――ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~ #ライザ2

『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』(以下、『ライザ1』)に続く「アトリエ」シリーズ初の同一主人公続投作品です。

そうなのです。「前作と世界観が同じ」や「前作の主人公が成長して登場する」はシリーズの伝統としてありましたが、主人公据え置きは初。アトリエファンのおじさんも正直驚きでした。

それだけ主人公「ライザ」が人気だったんでしょうね。今までのシリーズと一線を画すトリダモノ氏のキャラデザも話題になりました。

僕は「2」から始めようとしました

もともと僕は「シリーズ物はできるだけ第1作目から遊びたい派」です。

なのですが、最近積みゲーが増えすぎて『ライザ1』を購入するも未プレイのまま本作が発売され、本作も未開封未プレイのまま数ヶ月が経過してしまいました。

下手をするとシリーズ丸ごと積んだままになりかねないので、せめて最新作だけでもプレイしてやろうと考えた僕は一念発起!本作をプレイしはじめたのです。

その約2時間後…僕は本作を止めて『ライザ1』をプレイし始めることになります。

なぜなのか?

本作から始める場合は相当な「脳内補完力」と「察しの良さ」が必要

結論から言いますと、本作は完っっっ全な『ライザ1』の「続編」です。

ライザのアトリエ2 前作未プレイ」で検索すると、未プレイでも大丈夫みたいな記事が割と出てきます。

続編作品は往々にして、前作をプレイしていないと話の繋がりがわからなかったり、ゲームシステムについていけなくなることがあるが、それに関してはまったくの杞憂だったと最初に断言しておこう。

「ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~」レビュー | GAME Watch
横道それ夫
横道それ夫

ゲームシステムはともかく、前作を知らなくても話の繋がりが分かるってホントか?僕はそう思いません。理由は主に2つ。

本作と『ライザ1』でお互いのストーリーを補完し合う展開

本作の舞台は『ライザ1』の「クーケン島」から新たに「王都アスラ・アム・バート」へ移ってます。一見すると全く新しい物語ですが、実は本作の出来事を説明するために度々「クーケン島」の話題が登場します。逆に本作の出来事をもって「クーケン島」のストーリーを補完するというパターンもあります。

『ライザ1』で登場した人物や地名、用語がなんの説明もなく登場しますし、『ライザ1』のネタバレ的な話題も多いです。

そして多くの登場人物にとってこれらは「知っていること」なので物語上でしっかりと説明されることなくサラッと流されたりします。

特に本作でも度々登場する「クリント王国」なんかは『ライザ1』未プレイだとマジで「なんのこっちゃ?」ってなると思います。

確立された関係性&成長しきったキャラクター

主人公「ライザ」を含む前作続投キャラについては『ライザ1』の時点で関係性がほぼ確立されています。

例えば、主人公「ライザ」は本作開始時点で既に錬金術士として成熟しきっています。なぜなら『ライザ1』であれだけの経験をしたから。(ステータスは諸事情により初期化されています。)

他にも、本作序盤から登場する「ボオス」なんかはパーティにこそ入りませんが『ライザ1』で非常に存在感のあったキャラです。彼の変化や成長は非常に魅力的なエピソードなのですが、本作ではそれが非常にアッサリ流されています。

つまり前作続投キャラの成長は『ライザ1』でおおよそ語られており、本作はその答え合わせというか、お披露目会みたいな位置づけです。

『ライザ1』未プレイだと、キャラ同士の関係性に置いてけぼりを食らったり、主人公たちの妙に肝の据わった強キャラっぷりに違和感を覚えたりしてしまうのではないでしょうか。

つまり『ライザ1』をプレイしてこそ輝く本作(まとめ)

というわけで僕に言わせれば、本作『ライザのアトリエ2 〜失われた伝承と秘密の妖精〜』を楽しむためには前作『ライザ1』のプレイは必須です。

結局『ライザ1』をトロコンするまでやり切ってから本作に再び臨みました。

横道それ夫
横道それ夫

うーん、これは怪我の功名!!

実際、ぶっ続けでプレイしても違和感がないほどにシステム面もほぼ据え置き。どう考えても2作プレイが推奨されている仕様です。

シリーズ初の主人公続投は伊達じゃない。これほど「THE 2」な「2」をプレイしたのは久しぶり。

もし本作に興味を持った方は、前作『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』のプレイを強く強く強く推奨します。

クラウディアとの再会も未プレイ時の3倍くらい感動できると思う。

今日もふらとぴにお越しいただきありがとうございます。ではまた!

「ライザ」シリーズ世界累計出荷本数100万本突破おめでとうございます!

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