【げぇむのよこみち】第56回:なぁ、『ワイルドアームズ』について語らせてくれよ【前編】

げぇむのよこみち

こんにちは。体調不良により連載をお休みして1か月以上。ようやく日常を取り戻しつつある、横道それ夫です。

みなさん、首とか腰とかホント気をつけた方がいいです。健康って大切!!

さて、連載再開一発目は思い出話みたいな記事です。

思い出話みたい、ということで、ほぼ僕の記憶のみを頼りに執筆しました。実際の内容なんかと少々異なる可能性ありなので、正確な情報を求める方にはオススメいたしません。あしからずです。

あと、10年以上前の作品群なのでネタバレ配慮は特にしていません。積極的にネタバレするわけでもありませんけど。

はじめに

ゲーム好きなら誰しも「続編を出してほしい!」「リメイクしてほしい!」作品ってあるのではないでしょうか。

もしゲームの神様が僕の前に現れて「お前の好きなシリーズからひとつだけ、続編を発売してやろう」と言ってくれたら、僕はきっとこの『ワイルドアームズ』シリーズを挙げるでしょう。

僕の青春時代に燦然と輝き、今なおゲームを評する際に「ワイルドアームズ以上・以下」「ワイルドアームズっぽい」という価値観を刻み続ける本シリーズ。

実はYouTubeのPlaystation Japan公式チャンネルで歴代のオープニング映像が公開されています。

「今は昔」になってしまった本シリーズの魅力を未来の少年たちにも伝えたいッ!…というほどの熱量でもないけど、大好きな本シリーズについて何か語りたくなったので、各オープニング映像を添えながら作品の魅力などを書いていきます。

『WILD ARMS』

記念すべきシリーズ第1作目。『アークザラッド』や『ポポロクロイス物語』と共にPlaystation黎明期を支えた作品だと思います。

当時「ワイルドアームズやった。学校じゃ教えてくれないことがいっぱい!」みたいなフレーズのテレビCMが流れていたはず。

「RPGといえばスクウェア!エニックス!」と信じてやまなかった少年横道の心を強く惹いた作品でした。

断崖に立つセシリアを背景に、小さく真ん中に「WIRD ARMS」と書かれたパッケージも最高にカッコいい。ディスクも「WILD ARMS」とロゴが描かれたワイルドなピクチャーレーベルでした。

本作のOP楽曲である「荒野の果てへ」はシリーズコンセプトである「口笛と荒野のRPG」らしさ全開の傑作ですね。

横道それ夫
横道それ夫

本作の思い出は、親友のノリちゃんにソフトと攻略本を貸したら、攻略本の宝箱リストに鉛筆でチェックが入って返ってきたことです。

『WILD ARMS 2nd IGNITION』

シリーズ第2作目。ここまでが初代Playstationの作品です。

本作のキーワードは「英雄」。

「英雄とはなんだ?」「どうすれば英雄になれるのか?」

多くの「お約束」や「王道」演出とワイルドアームズ独特の「らしさ」が融合した、これまた傑作です。

本作をシリーズ最高傑作と評するファンも多いのでは?

特にラストバトルはRPG好きの中でも語り草。

日本の特撮や少年漫画が培ってきたヒロイズムの極致と言っても過言ではない激熱展開と演出は、背筋にゾクゾク来ます。オッサンになった今では涙なしに見られません。

「アガートラームは…英雄ひとりの力で抜くものでは…ないッ!!」

本作からOPやED等に麻生かほ里さんのボーカルが入るようになりました。透明感のある声と伸びのある高音は、以降の作品を語るうえでも、なくてはならない存在ですね。

Disc1のオープニングはあまりのカッコよさに、これを見て購入を決意した友人がいたほど。

横道それ夫
横道それ夫

実はディズニーのアニメ映画『アラジン』(実写版ではない)でジャスミンの日本語吹き替えを担当しているのも麻生かほ里さんだったりします。本シリーズをプレイしたことがなくても日本語版「ホールニューワールド」で彼女の歌声に魅了された人は多いことでしょう。

『WILD ARMS Advanced 3rd』

Playstation2で発売されたシリーズ第3作目。「それはきっと、いつか想い出になる物語」というキャッチフレーズがキャッチーでした。(語彙力)

西部劇っぽい雰囲気が強く、全シリーズを通して一番「口笛と荒野」度が高い作品だと思います。

当時はPS2が飛ぶ鳥を落とす勢いで家庭に普及していたこともあり、僕の周りでも2nd以前と比べて本作をプレイしていた人は明らかに多かった気がしますね。

歴代シリーズのなかでも楽曲の質が高い(と思っている)のが本作。4枚組のサントラは聴きごたえバツグンです。

特に通常戦闘曲の「ガンメタルアクション」、レイライン観測所とかで流れる「FATE BREAKER」、主人公ヴァージニアのテーマ「Ready! Lady Gunner!!」あたりは必聴です。

かなりマニアックな話になりますが「Ready! Lady Gunner!!」は公式サイトで劇中版とは違う「口笛オンリーver.」を聴くことができました。

公式サイトは閉鎖され、サントラにも未収録なことから今では聴くことが叶わない幻のアレンジ。このアレンジ版がとても好きで、本作が発表されてから発売まで(なんなら発売以降も)、実家のリビングにあるPCで公式サイトを開いてアホみたいに聴き続けてました。

OP映像は物語の展開に沿って映像が変わっていくというニヤリな演出が光ります。また、ランダムで口笛ver.や英語ver.も流れるというよく分からん力の入りようでした。

59秒あたりの、ジェット(銀髪の少年)がブワッ!!ってなるシーンが特に好きです。

横道それ夫
横道それ夫

この頃になってようやく本シリーズのセリフにやたら「ッ!」が多いことに気づきましたッ!先述した楽曲の質の高さ、キャラの魅力、「続き」を想像させる余韻のあるエンディングなど刺さる部分が多く、個人的にもっとも思い入れの強い、まさに「想い出」の作品です。

ひとまず、おわりに

なんだかマニアックな内容も多くて、「ネタバレあり」とは違った未プレイ者置き去り感も否めません。

本当に面白いシリーズなので、プレイできる環境はかなり限られますが…ぜひ遊んでほしいなぁと思います。

今回はここまで。次回が4・F・5(XFもちょっぴり)というまさかの前後編になりました。

よければ次もお付き合いください。

今日もふらとぴにお越しいただきありがとうございます。ではまた!

↓知らない誰かの「歌ってみた」かと思ったら本家だったでござる、な動画。

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