【げぇむのよこみち】第84回:【テレビゲーム総選挙】エンディング曲&演出が素晴らしいゲームTOP5

げぇむのよこみち

こんにちは。ファミコンとほぼ同い年の横道それ夫です。

来週、12月27日にテレ朝で「国民5万人がガチ投票!テレビゲーム総選挙」という特別番組が放送されるそうです。

およそ5万人から寄せられた投票結果をもとに、日本人がもっとも好きなテレビゲームソフトを決定するテレビ朝日系の特別番組「国民5万人がガチ投票!テレビゲーム総選挙」が、12月27日(月)に放送される。

日本人がもっとも好きなゲームを決める「テレビゲーム総選挙」100位から71位までの作品が発表。『マリオ』『ドラクエ』『FF』などのシリーズ作品がランクイン | 電ファミニコゲーマー

「されるそうです」などと他人事みたいに書いていますが、実は僕もちゃっかり投票しています。

全ジャンルごちゃまぜランキングなのでトップがどんな感じになるのか想像もつきませんね。

ひとまず直感的に浮かんだもので投票したものの、いろいろ考えだすと三日三晩は悩んでしまいそうです。

ということで、年末にこのような面白いランキングが発表されるので、【げぇむのよこみち】でもゲームにまつわる極々個人的なランキングを作ってみました。

題して『エンディング曲&演出が素晴らしいゲームTOP5』です。

作品の紹介やそれにまつわるエピソードなども載せていきたいと思います。

「エンディング」の紹介なので、もちろんネタバレ全開です!

※オフィシャルの音源・MV以外はリンクのみ掲載しています。

第5位:『メモリーズオフ 2nd』

2001年にPlaystation・Dreamcastで発売された作品です。

2000年代初頭のギャルゲーブームを語るうえで欠かすことのできない「メモリーズオフ」シリーズの中でも、評価の高い作品ではないでしょうか。

進学を控え、これまで打ち込んできたサッカーから離れてしまったことで将来に不安を感じている主人公「伊波健」と、ピアニストとしての才能を開花させ夢に向かって進んでいくヒロイン(彼女)の「白河ほたる(CV:水樹奈々)」と、それを取り巻く登場人物の物語を描いた…身も蓋もない言い方をすると「浮気ゲー」です。

メインヒロインの「ほたる」以外のルートに進むと、必然的に彼女に別れを告げる必要があるので、「ほたる」好き好きプレイヤーはコンプリートのためとはいえ、さぞ心が痛んだことでしょう。

そんな作品のED曲がメインヒロインの声も担当している水樹奈々さんが歌う『オルゴールとピアノと』。たぶん、どのルートでもED曲として採用されていたと思いますが、歌詞は完全にメインヒロイン「ほたる」の気持ちを歌ったものです。

様々な(別ヒロインからのアプローチという)ハードルを越えて、「ほたる」ルートでこの曲が流れると、ホロッとしてしまいますね。

水樹奈々さんの高い歌唱力を世(のオタク)に知らしめた楽曲だと思っています。

余談ですが、この作品で初めてリストの『愛の夢 第3番』を知りました。

第4位:『グランツーリスモ2』

1999年にPlaystation用ソフトとして発売されました。

リアルドライビング・シミュレーターとして息の長いシリーズなので、世代は違えどどれかはプレイしたことがある人も多いのではないでしょうか。

ジャンルがジャンルなので作品の解説は特にありません。

ここでいうエンディングは、グランツーリスモモードの方。曲は『Blue Line』です。

ボーカルも曲もパワフルでとてもカッコいいですね。

(発売当時の)最先端スポーツカーを運転する本編とは対照的に、クラシックカーレースなど自動車の歴史を振り返るような映像がモノクロで流れるエンディングの演出もとても素敵でした。

なお、本作の楽曲は安藤まさひろさんが手掛けており、エンディング曲に限らず総じて異様にハイクオリティの楽曲が盛り沢山です。

グランツーリスモシリーズのテーマとして有名な『Moon Over The Castle』も、本作のバージョンが一番カッコいいと思います。

他にも『Never Let Me Down』とか。サントラも超オススメです!

第3位:『零 ~紅い蝶~』

2003年にPlaystation2用ソフトとして発売されました。

『SIREN』などと並んで、和風ホラーゲーの代表格…みたいに思っています。

主人公である双子の姉妹(姉が「繭」、妹が「澪」)が、なんやかんやあって迷い込んでしまった皆神村を舞台にアレコレ奮闘するお話です。

めっちゃふざけた書き方をしていますが、徐々に明らかになっていく物語の真相と、凄まじい喪失感に見舞われる結末は必見です。

「もう、お姉ちゃんちゃんと着いてきてよ!」などと思っていた自分をぶん殴りたくなりますね。

エンディング曲を歌うのは天野月(リリース当時の名義は天野月子)さん。

力強いボーカルが、物語の悲しさを却って強調させるという圧倒的マッチ具合がまさに神。

楽曲だけでも素晴らしいですが、ぜひ作品の演出と合わせて聴いていただきたいところです。

コエテクさん、リマスターをお願いいたします。

第2位:『ブレスオブファイアV ドラゴンクォーター』

2002年にPlaystaion2用ソフトとして発売されました。

我がゲーム史に燦然と輝く傑作中の傑作です。

カプコンが制作する「ブレスオブファイア」シリーズの第5作目…ではあるのですが、世界観やシステムがそれまでのシリーズと一線を画しすぎて、もはや別系統の作品と言えます。

発売当時も、従来のシリーズを求めていたファンからは「クソゲー」と呼ばれ、普通のRPGがしたかったゲームファンからも「クソゲー」と呼ばれ…しかしクリアした者からは「唯一無二の神ゲー」と言われる、という非常に評価が極端な作品でした。

そんな評価なので当然早々に値崩れし、瞬く間に数百円で買えてしまう事態に。「ワゴンで買える神ゲー」みたいな上手いことを言う人もいましたね。

中身については、主人公「リュウ」が、ただ一歩進むだけでも死に近づいていくという文字通り「命がけ」のシステムや、やり直し前提のシビアなバランスで、ゲームとして非常に骨太でやりごたえがあるものでした。

物語は要約すれば、ヒロインの「ニーナ」を連れて「空を見に行く」という非常にシンプルなものですが、上記のシステムに加え、プレイヤーに「必ずニーナに空を見せてあげるんだ」という凄まじい使命感を持たせる演出がふんだんに取り入れられており、エンディングを迎えた時の達成感において、未だに本作を超えるものを僕は知りません。

「泣きすぎだよ…ニーナ」

最後のセリフを言い終えると同時に始まる『Castle・imitation』のイントロで涙腺崩壊したプレイヤーはきっと僕だけではないはず。

曲を歌っているのは鬼束ちひろさん。いろいろと話題に事欠かない人ですが、曲の世界観と歌唱力はガチガチのガチです!!

第1位:『ファイナルファンタジーⅧ』

1999年にPlaystaion用ソフトとして発売されました。

特に説明は不要でしょう。「ファイナルファンタジー」シリーズの第8作目です。

正直、僕のこのゲーム自体に対する評価は、他のゲーム作品はもちろん、シリーズの中で比較してもあまり高くありません。

モノローグを経て唐突に「俺は過去形は嫌だからな!!!」と叫ぶ主人公「スコール」や、グイグイ来るちょっとよく分からないヒロイン「リノア」、明らかにこっちが主人公の方が面白そうな「ラグナ」の存在など、キャラクターとの相性に加え、ドロー・ジャンクションの煩わしさや、取り返しのつかないGFなどなど、当時の僕には非常にウケが悪かったのです。

しかし、そんな「なんかイマイチやなぁ」と思いながらプレイした本作も、エンディングを迎えると「とてつもない神ゲーをプレイした気がする!」となります。

なぜか?

フェイ・ウォンさんの歌う「Eyes On Me」と、まさに大団円という感じのエンディング演出が素晴らしすぎるからです。

このエンディングに出会ったことがきっかけで、僕のなかに「Eyes On Me現象」(過程はともかくエンディングがよければ傑作だと感じてしまう謎の現象、の意)という造語が生まれました。

「エンディング曲&演出『が』素晴らしいゲーム」と言われれば、文句なしの1位でしょう。

おわりに

一通り書き終えて思いました。

横道それ夫
横道それ夫

年代偏りすぎやろ。

やっぱり高校生くらいの頃に見聞きしたものって、特別な思い入れがあるんですかね。知らんけど。

ちなみに「サクラ大戦」シリーズと「ワイルドアームズ」シリーズは入れ始めるとランキングを席巻しかねないので勝手に殿堂入りさせました。あしからず。

さぁ、来週のテレビゲーム総選挙、楽しみですね。

今日もふらとぴにお越しいただきありがとうございます。ではまた!

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