【僕の感想】第5回:映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」

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本日の対象作品はこちら↓

「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」予告①

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(公式サイト)

国民的RPG「ドラゴンクエスト」シリーズ初のフル3DCGアニメーション映画です。8月2日より公開されています。映画のあらすじ・登場人物・声優などの基本データは以下のサイト↓に詳しいので、こちらを参照願います。

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー|映画.com

今回の「僕の感想」は2019年8月16日現在、絶賛公開中の映画を題材にしていますので「ネタバレなし」パートと「ネタバレあり」パートに分けて記載していきたいと思います。

なお、本作はインターネット上にあまりに多くのネタバレ感想が氾濫しているため、映画未鑑賞の方でも結末を知っている事があるかもしれませんが、本記事の「ネタバレなし」パートにおいては「本作に関して一切の前提知識が無い方」を想定して記事を記載していきます。「ネタバレあり」パートに関しては映画を視聴済みである事を前提に記事を記載させて頂きます。

本感想を読んでいただく前に↑のYouTubeの動画を観て頂くと、作品の雰囲気が伝わって良いかと思います。

ネタバレなし感想

本作は「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」の映画化ではない点に注意が必要

さて、本作は色々と物議をかもしている作品です。その原因として「ドラクエ5の映画化としてこれは無い」という意見を多くみかけます。実際に本記事に張り付けてある予告編を見て頂いた方の中にも「ドラクエ5の映画化かー」と思われる方が多いと思うのですが、まず、ここに制作陣と多くの視聴者の間ですれ違いが発生していると僕は感じています。それが本作が物議をかもす作品となってしまった一因でもあるでしょう。

最初にハッキリさせておくと、本作は「ドラクエ5の映画化」ではありません。
公式サイトでも以下の様に表現されています。

累計の出荷・ダウンロード販売本数が7800万本を突破している国民的RPG「ドラゴンクエスト」シリーズの中で、“親子三代にわたって魔王を倒す”“結婚相手を選ぶ”など大河ドラマのような人生を体感できる作品として特に愛されている「ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁」。
そのストーリーを原案に、VFXの第一人者である山崎貴が総監督・脚本を手掛けた「ドラゴンクエスト」シリーズ初の3DCGアニメーション映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』が遂に完成!

INTRODUCTION & STORY|ドラゴンクエスト ユア・ストーリー公式サイト

ただし(その理由は定かではありませんが)予告編や広告などは一見して視聴者に「ドラクエ5の映画化」だと思わせる作りになっていますので、本作を観て「ドラクエ5の映画化としてこれは無い」という感想を抱く視聴者が出てくるのは自然な事だとも思います。

しかしながら、この映画の感想がそれだけになってしまうのは、あまりに勿体ないと思いますので、今からこの映画を観ようと思われている方は、本作はあくまでも「ドラクエ5のストーリーを原案にしたドラゴンクエストシリーズ初の3DCGアニメーション映画」という点を意識した上で映画の観賞に臨まれた方が良いと思います。

また、おそらく「ドラクエ5の映画化ではない」ためにこういう事が起こっているのだと思いますが、本作には映画で利用されている音楽の中にドラクエ5以外のシリーズから選曲されているものがあったり、映画中で利用されているフォントがドラクエ5のものではない…などの「ドラクエ5の映画化」だと思って観賞すると、若干、気になる人もいるのかもしれない…という要素が散見されます。

この事を事前に抑えた上で映画を鑑賞すると、余計なノイズに気を散らされる事が無くなり、よいのではないかと思います。逆に、この時点で「そんなのあり得ない」とか「ドラクエ5の完全映画化を望んでいるんだけど」という印象を持たれた方は、本作はいっそ鑑賞しない方がいいかもしれません。

鳥山明氏のデザインではないドラクエキャラも、これはこれでアリ

これも本作が物議をかもしている一因になっているのかもしれませんが、基本的に「ドラゴンクエストシリーズ」のキャラクターデザインはドラゴンボールで有名な鳥山明氏がメインで担当しています。本作はそうではありません。

この点に関しては完全に好みの問題かもしれませんが、僕個人としては、本作のキャラクターデザインは特にマイナスに作用する事はありませんでした。むしろ3Dアニメとしてはかなり高いクオリティの映像となっているのではないかと感じたくらいです。

登場するモンスターもかわいらしいデザインですし、なんと言っても今作のヒロインであるビアンカとフローラが非常に良いです。特にビアンカは物凄くかわいいです。本当に個人的な好みの話で恐縮ですが、もし今後、仮にドラクエ5がゲームとして最新ハードでリメイクされる事があるのであれば、キャラデザは本作の流用でも問題ないくらいです。

ちなみにキャラクターに関しては公式サイトの以下のサイトで紹介されていますので、是非、ご参照ください。

CHARACTERS|ドラゴンクエスト ユア・ストーリー公式サイト

いや、ホントにビアンカよすぎません?
あんまり言うと流石に気持ち悪くなってしまうので、この辺りで押さえておきますが、本当にビアンカ最高ですよ。ビアンカを観るためだけでも、本作、観る価値あると思いますよ。ホントに。

音楽がしっかりドラクエ

本作ではすぎやまこういち氏作曲のドラゴンクエスト音楽を東京都交響楽団が演奏したモノが作中で使用されています。これはもう、この時点で「勝利」といってよいくらいの出来栄えです。ドラクエ音楽が流れた時点でドラクエプレイヤーはテンション上がりますよね。ドラクエ未プレイの方も単純に音楽のクオリティが高いので、この点で不満に思う事はあまり無いのではないかと思います。

アクションシーンが派手でカッコいい

ドラゴンクエストシリーズではモンスターとのバトルが必須です。本作でもいくつかの戦闘シーンが展開されます。これが、結構、派手でカッコいいんですよ。特に主人公が旅に出てから最初の雑魚チラシのシーンの躍動感は良いです。モンスターが倒されてからお金がバラまかれるシーンなんかもドラクエプレイヤーはニヤッとしてしまいますよね。

声優陣の演技も特に悪くは無い

最近の大作映画は基本的にそうだと思うのですが、本作の声優も基本的に本職声優ではなく俳優の方が担当されています。このやり方だと、たまにヒドい出来栄えの作品が出来たりもするのですが…本作は特に気になる事なく映画に没入できます。特にゲマ役の吉田鋼太郎さんの演技は非常に良かったです。

あえて言うならフローラ役の波瑠さんの声質が、私の中のフローラのイメージと少し違ったかな…という感じでした。(私の中のフローラのイメージはもう少し高い声だった)
ただ、これもあくまでも私のイメージと違っていたというだけなので、これがハマり役だと思われた方もいらっしゃるとは思います。

ラストの展開に賛否が分かれる

ここまで述べてきた通り、本作の全体的なクオリティは決して低くはありません。むしろ高い方だと思います。ラストの展開を抜きにすれば、5点評価で4点くらいの映画にはなるのではないかと思います。それではなぜ、本作はここまで物議をかもす評価となっているのでしょうか。

おそらく、本作の評価を決定的にしているのはラスト15分程の展開です。
本記事の冒頭でも述べましたが、本作は「ドラクエ5の映画化」ではありません。
「ユアストーリー」というタイトルの「新しいドラゴンクエストシリーズの1作」とみなした方がよいでしょう。ここを受け入れられるか受け入れられないかで、本作の評価が分かれるのだと思います。受け入れられる方は4点の評価のままでいられると思うのですが、受け入れられない方は点数が0以下になる可能性もあると思います。

なので、繰り返しになりますが、本作を今から観る…という方は「本作はドラクエ5の映画化ではなくドラクエ5のストーリーを原案にしたドラゴンクエストシリーズ初の3DCGアニメーション映画」という認識で映画館に向かわれるのがよいと、僕は思います。

ネタバレなし感想は以上です。次ページ以降は「ネタバレあり感想」をお送りします。

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