【Daily Choppy !】第323回:ふらとぴはなぜ株式会社に運営されているのか?

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こんにちは。チョッピーです。

今回の記事について

今回はふらとぴが株式会社に運営されている理由を説明します。

株式会社Egene

以下のページでご紹介している通りふらとぴは「株式会社Egene(イジーン)」が運営しています。

株式会社Egeneは僕ことチョッピー(本名:嵩地 秀一 たけち しゅういち)が代表取締役かつ100%株主の会社です。社員はいません。ふらとぴ編集部には僕を含めて3名のメンバーが存在しますが、僕以外の2名(横道それ夫こむぎ)はボランティアスタッフです。

限りなく個人事業に近い法人形態ではありますが個人事業ではなく株式会社として営業を行っています。

Egeneはなぜ株式会社なのか?

Egeneが株式会社という法人形態を選択した理由は2つあります。

  1. Egeneは福祉事業者ではないから
  2. Egeneは規模の拡大を是としているから

それぞれの詳細は以下の通りです。

Egeneは福祉事業者ではないから

ふらとぴは「様々なコンテンツを楽しみつつ働くことに困難を抱えた人の自立を応援する事が出来るウェブサイト」です。

「働くことに困難を抱えた人の自立を応援する」という一見すると福祉事業の様な説明がされていますが福祉事業ではありません。福祉事業ではありませんので、それを運営している株式会社Egeneも福祉業者ではありません。

株式会社Egeneは以下のビジネスモデルの構築を目標としている営利企業です。なお、ここで言う営利企業とは「非営利を目的としていない企業」と捉えて頂けると助かります。

「ふらとぴ」のビジネスモデル
「ふらとぴ」のビジネスモデル

ふらとぴのビジネスモデルの中には福祉事業化しようと思えば福祉事業化できる箇所もあります。上のイラストで言うところの「ふらとぴの顧客②」と「ふらとぴ」の間にある「コンテンツ作成」です。

これを以下の様な障害福祉事業としてアレンジする事も不可能ではないと思われます。

  • 就労継続支援A型
  • 就労継続支援B型
  • 就労移行支援

上で挙げた3つの事業は全て障害者総合支援法にて定義されている支援事業です。これらの事業は事業者たる要件を満たした上で自治体に申請し、認可が下りれば営業可能です。

これらの福祉事業を営む事が出来れば経営的にはかなり安定します。利用者の方々に障害福祉サービスを提供する対価として、各自治体から支払われる税金を財源とした安定的な売上が見込めるようになるからです。

ただ、ふらとぴが「ふらとぴの顧客②」と共に実施する予定の「コンテンツ作成」は基本的にインターネットが利用できる環境さえあれば実施できる業務です。この業務を行う上で障害者総合支援法における各種の要件を満たす必要はありません。

もちろん要件を満たすようにアレンジを行う事は可能でしょう。しかし「福祉事業者として認められるために」という理由で本来的には不要なアレンジを加える事はEgeneの思想に反します。僕達は、それは完全に本末転倒な行為だと捉えています。

そのためEgeneではふらとぴを通して行う事業の全てを福祉事業ではない通常の営利活動として定義しています。福祉事業を行うのであれば認定NPO法人や公益社団法人になれれば税制上の優遇措置を受けられます(参考:公益法人制度とNPO法人制度の税制上の優遇措置の比較について)ので、それらの法人形態を目指す…という考え方もあるとは思いますがEgeneはそれには該当しません。

そのためEgeneは株式会社という法人形態を選択しています。

Egeneは規模の拡大を是としているから

Egeneは「Make everyone happy !!」を理念としています。「Make happy !!」ではありません。「Make everyone happy !!」です。「Everyone」を対象としています。

ここでいう「Everyone」の意味は「全ての人」です。「特定地域の人」ではありません。世界中に生きる全ての人を対象としています。

世界中に生きる全ての人を対象として事業を行うためには規模の拡大が必須です。僕は規模の拡大を是とする法人形態としては株式会社が一番適していると考えています。融資や投資という資金調達手段を活用して事業を成長させる事が出来るためです。

そのためEgeneは株式会社という法人形態を選択しています。

今回の締め

今回はふらとぴが株式会社に運営されている理由についてご説明しました。

なお文中で「Egeneは福祉事業者ではない」としましたが社会課題を解決する事を目的にしているのは間違いありません。そのために僕達は自社の事をソーシャルベンチャーだと自認しています。

社会貢献や社会的問題の解決を主な目的とし、ビジネスを通じて解決を図るために起業したベンチャー企業、またはベンチャープロジェクト

ソーシャルベンチャー|weblio

いつの日か「日本のソーシャルベンチャーと言えばEgene」と言われるような存在になれるように頑張っていきたいと思います。

本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。

法人形態の選択って難しいですよね。

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