【Daily Choppy !】第646回:一致団結しなくてもいい

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こんにちは。別にネガティブな気持ちじゃないよ! チョッピーです。

一致団結しなくてもいい
一致団結しなくてもいい

オリンピック開催可否

ニュースによれば本記事掲載日(2021年4月20日)、大阪府は新型コロナウイルスの対策本部会議にて緊急事態宣言発出の要請を国に行う方針を決めるらしい。

大阪府は、新型コロナウイルスの感染の急拡大に歯止めがかからない状況を受けて、20日、対策本部会議を開き、国に緊急事態宣言の発出を要請することを正式に決める方針です。

大阪府 緊急事態宣言要請へ 飲食店・百貨店など休業要請で調整 | 新型コロナウイルス | NHKニュース

また、東京都も同様に緊急事態宣言発出の要請を検討中との事だ。

東京都内で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、都は早ければ今週中にも緊急事態宣言を出すよう要請する方向で検討しています。

東京都 緊急事態宣言要請を検討 休業要請含む措置も調整を急ぐ | 新型コロナウイルス | NHKニュース

いまさら僕が言うまでもなく新型コロナウイルス(の変異株)は(今のところ)都心を中心に猛威をふるっている。今後もしばらくは予断を許さない状況が続くのだろう。

こうなってくると気になるのはオリンピックだ。東京オリンピックは7月23日(金)から8月8日にかけて開催予定。(ただしサッカーと野球・ソフトボールは開会式に先駆けて7月21日から開催予定)

競技スケジュール
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の公式ウェブサイトです。大会に関する最新ニュースやイベント情報、大会ビジョンや会場計画をご紹介します。

対して日本の新型コロナウイルスのワクチン接種が(それを希望する)全国民に行きわたるスケジュールはいまだにハッキリしない。先日のニュースに

新型コロナウイルスのワクチンをめぐり、菅総理大臣は、アメリカの製薬大手、ファイザーのCEOとの電話会談を受けて、ことし9月までに国内の対象者に必要なワクチンの追加供給を受けるめどが立ったという見通しを示しました。

菅首相“9月までに必要なワクチン 追加供給受けるめど立った” | 新型コロナ ワクチン(日本国内) | NHKニュース

とある通り菅総理から「ことし(2021年)9月までに追加供給のめどが立つ」という非常にファジーな表現での発表があったくらいだ。

仮にこの希望的観測が実現したとしても、ワクチン接種(供給ではなく、実際の接種)が完了するのは9月以降になるだろう。オリンピックの開会式は7月23日。間に合わない。

さて、この状況でもオリンピックは無事に開催されるのだろうか。

目的達成と意識の統一

そんな事を思いながらYouTubeの画面を開くと、とある動画のサムネイルが目に飛び込んできた。こちらだ。

こちらの動画は以前、『Daily Choppy !』にも登場して頂いた中川さんのモノだ。

チョッピー
チョッピー

当時は大阪大学の准教授でしたが、今は「一般社団法人やさしいビジネスラボ」の代表理事として独立されているみたいです。

こちらの動画、皆様もお時間があるなら是非一度、観て頂きたい。オリンピックの開催可否に関する疑問が解けるかもしれない。12分少々で観られるので、そんなに負担にもならないと思う。

内容を僕の解釈で非常に簡単にお伝えすると「オリンピックは関わるステークホルダー各位の思惑がバラバラなため意思統一が出来ず、一度、決まった事の変更が難しい構造がある」となる。

これが正しいとするならば、オリンピックはこのまま開催される流れとなりそうだ。その是非はさておき。

「ステークホルダー各位の思惑」は言い換えれば「関係各位の目的」とも言えるだろう。何かを達成する場合に、それを統一させるのは大事だとよく言われている。

実は僕には大学院で経営学を勉強した経験がある。そこでも「事業を成功させるためには社員の目的意識を統一させることが大事」という主張をよく耳にした。

そのため会社は「ミッション」や「ビジョン」を定め、それを言葉として表した「経営理念」を掲げるのが大切だとされている。「経営理念」を達成するために全ての企業活動は行われるべき、というわけだ。

それはもちろん採用活動においても適応される。その結果、採用された人材は「経営理念」に深い共感を抱き、会社に対し強いエンゲージメントを感じ、日々の業務に邁進するハズ。

意識なんてバラバラでしょ

この理屈は大変、美しい。美しくてわかりやすい。そりゃ、目的を同じくする集団は突破力もあれば粘り強さもある強固な集団となるだろう。

でも、正直、僕はこの理屈にリアリティを感じない。目的を同じくする集団なんて、本当にこの世に存在するのだろうか。オリンピックの様な世界的なイベントを運営する組織ですら各々の思惑が交錯して決定事項を覆せない状況に陥るのに?(繰り返すが、その是非はさておき)

会社は経営者にとっては「経営理念」を実現するためのツールなのかもしれない。それにシンパシーを感じる社員もいるだろう。でも、そうではない社員もいるハズだ。

ある人は生活の糧を得るための手段として会社を捉えている人もいるかもしれないし、なにかしらの個人的な夢をかなえるためのツールとして活用している人もいるかもしれない。世間体のためかもしれないし虚栄心のためかもしれないし、もしかしたら「人から勧められたから」という理由でそこで働いている人もいるかもしれない。

組織には考えも目的も価値観もバラバラの人間が集っている。人間が人間としてそれぞれ独立している以上、それが自然なのではないかと思う。

実際、僕が11年間働いたシステム開発の現場はそうだった。

チョッピー
チョッピー

チョッピーは前職でシステムエンジニアとして2008年から2019年まで働いていました。基本的な役割はプロジェクトマネジメント。

意思を統一させないマネジメント

人間はそれぞれ思考も志向も指向も違う。僕の基本的は人間観はこれだ。

それぞれバラバラの目的を抱えた人々の満足感をなんとか満たしつつ「組織全体の目的」を達成する。これが僕が現場で学んだ「あるべきマネジメントの姿」だ。このスタンスに立つ人間から言ってしまうと「意思統一」というマネジメント手法は「全体のかじ取りからの逃げ」だ。

それを強行すると、絶対に誰かの不満が積もる。仮に一時的に目的が達成できたとしても、しこりは残るだろう。そのしこりは最終的に望ましからざる結果を招く。僕はそう考えている。

チョッピー
チョッピー

とは言っても「バラバラの目的意識を持つ人」の集団で「組織全体の目的」を達成するのなんてムリなんじゃないの?

僕はそうは考えていない。「組織全体の目的」に反する目的を持つ人物がいる場合は難しいかもしれないが、そうでなければ達成可能だと考えている。イメージとしては中学校? 高校?くらいで習うベクトルの概念の通りだ。

力の合成
力の合成

ある力Aと、それとは別の力Bを合成した力CはAとBを隣り合う辺とした平行四辺形の対角線と等しくなる。

このイメージを用いれば「バラバラの目的意識を持つ人」の集団で「組織全体の目的」を達成するのも不可能ではないと思えてくるのではないだろうか。

ちなみに本サイトふらとぴのビジネスモデルも「バラバラの目的意識を持つ人」を意識した形になっている。

「ふらとぴ」のビジネスモデル
「ふらとぴ」のビジネスモデル

上のビジネスモデル概念図には青い四角で「ふらとぴの顧客」が①~④まで描かれている。これらの顧客それぞれがふらとぴを利用する目的は異なるハズだ。

想定されるそれぞれの目的は以下の通り。

  1. 自分の施設利用者の工賃向上や施設の知名度向上
  2. コンテンツクリエイターとしての就労や自己表現
  3. イメージアップ
  4. コンテンツの楽しさや社会貢献に伴う満足感

これらの目的を達成する事により、ふらとぴ自身の目的も達成する。簡単ではないとは思うが、不適切な方法論だとも実現不可能だとも考えていない。その理由は今まで述べてきた通りだ。

本日の締め

今回は僕の考える「意思の統一に依らない目的達成方法」についてのお話を書いてみました。

実は今回の話に似た話を過去に書いています。『Daily Choppy !』第312回です。

どうやら僕は昔から「人はバラバラであり、それを他人が変えようとするのは不健全」と考えているようです。これもひとつの価値観に過ぎないので、これが絶対に正しいなんて言うつもりはないですけどね。

本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。

もちろん「たまたま一致団結が成し遂げられた集団」がモノスゴい突破力を持つだろう事は否定しませんよ。

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