【げぇむのよこみち】第104回:冤罪脱出ADV&弾幕STG!?謎ジャンルの『冤罪執行遊戯ユルキル』体験版プレイレポート

げぇむのよこみち

こんにちは。ゲームは割とどんなジャンルでも遊びます、横道それ夫です。

今回はアドベンチャーゲームと弾幕シューティングが融合した風変わりな作品『冤罪執行遊戯ユルキル』の体験版をプレイした感想を書きました。

シナリオに関するネタバレはありません。

なお、本レビューは2022年4月28日より配信された無料体験版(Playstation4版)に基づきます。製品版とは内容が異なる可能性があります。

冤罪執行遊戯ユルキル

概要

イザナギゲームズから2022年5月26日に発売予定の新作です。

対応機種はNintendoSwitch・Playstation4&5。

公式サイトによればSteamでも発売予定があるようですが、こちらは発売日未定。

シナリオに『賭ケグルイ』シリーズの河本ほむらと武野光、キャラクターデザインにコミック版『Another』『十角館の殺人』の清原紘、その他にも漫画・ゲームに詳しい人が見れば「おお!」となる豪華スタッフ・キャストが参加する作品です。(敬称略)

しかし、特筆すべきはそのジャンル。公式いわく「冤罪脱出ADV&弾幕STG」。

■ストーリー概要
実刑判決を受けた囚人たちは冤罪を晴らすべく『ユルキルランド』で様々なアトラクションに挑みます。執行人であるパートナーとチームを組み、ユルキルゲームで勝ち残ることができれば冤罪を晴らすことができます。

■アトラクション内を捜索する「脱出アドベンチャーパート」
ユルキルゲームは、株式会社ユルキルの運営する無人の遊園地『ユルキルランド』で行われます。アトラクションでは、囚人の事件の真相を解き明かすヒントが得られるパズルゲームや、囚人と執行人の間で起こる、返答を誤れば即死の詰問ラッシュ「マジキルタイム」など、スリリングな謎解きゲームが行われます。ゲームの中で各章のチームにまつわる事件の背景や複雑な人間関係が浮き彫りになっていきます。

■シューティングの老舗グレフによる「本格弾幕シューティングパート」
ユルキルランドの仮想空間で囚人が「ユルキルファイター」に搭乗してゲームが進行します。アドベンチャーパートで集めた事件のヒントを元にルートを選んで、正解するとシューティングの残機が増加する「高速クイズ」や、アドベンチャーパートで手に入れた証拠を突きつけて相手の偏見を破壊する「ヘンケンシナプス」など、多彩な場面をクリアしながら、トップビューの縦型スクロールシューティングゲームを進めていき、ボスである執行人と対峙します。
また、シューティングパートは、EASY、NORMAL、HELLの難易度選択で、誰でも本格弾幕シューティングを楽しむことができます。

冤罪執行遊戯ユルキル体験版 | PlaystationStore
横道それ夫
横道それ夫

ぶっちゃけ、イミフ

今のゲーム業界的には「アドベンチャー」も「弾幕シューティング」もニッチ。

いや、どの時代でもその2ジャンルがマスだった時代は無いように思います。

果たして。

ADVパートについて

無料体験版でプレイできるのは本編の第1章にあたる部分のみ。

シナリオも謎解きもチュートリアル的な側面が強い内容になっています。

先の気になる展開(GOOD)

さすが読み物のプロが手掛けているだけあり、シナリオは上質です。

「冤罪」と「事件の真相」がうまく交錯しており、第1章だけでも様々な疑念と謎が渦巻く面白展開になっています。

体験版のシナリオを読んで、先が気にならないプレイヤーは少ないのではないでしょうか。

今のところ謎解きは親切仕様(GOOD)

冒頭なのでチュートリアル的な側面が強いこともあるかと思いますが、そこまで知識や閃きを必要とする謎解きはありませんでした。

ノーペナルティで使えるヒント機能がかなり優秀(というかほぼ答えを教えてくれる)なので、謎解きに足止めされてストーリーを楽しめない、ということはなさそうです。

「マジキルタイム」が面白げ(GOOD)

本作は常に「死」と隣り合わせの状況にあるのですが、それをシステム&演出で生かしているのが「マジキルタイム」です。

複数選択肢からたった一つの正解を導き出す。できなければ「死」。

ADVゲームにおいて一発即死の選択肢はあまり好まれないものだと思いますが、本作においてはその理不尽さが世界観とマッチしており、大変イイ感じです。

こちらも序盤なのでかなり分かりやすい選択肢ばかりですが、以降のシナリオでは一層の緊張感を以て臨めそうな予感があります。

キャラクターのノリは寒くウザい(BAD)

僕は、シリアスにギャグやハイテンションを盛り込む展開があまり好きではありません。

それらも、うまくやれば不気味さや危機感を際立たせる演出になりそうですが、今のところ本作のノリは「ただウザいだけ」という印象です。

僕としては登場人物のほぼ全員に一定以上の不快感を覚えるのですが、それらが制作側が意図的に与えてくる不快感なのか、それとも「笑いのツボ」や「感性の違い」によるものなのか判断に困ります。

横道それ夫
横道それ夫

「びん子」のウザさだけは意図的だと思いますけど。

演出のカクつきが気になる(BAD)

ちょっと派手めのエフェクトや、画面の切り替え時に演出がカクつくのが気になります。

体験版故なのか、はたまたマルチプラットフォームへの最適化ができていないのか、理由は分かりませんが微妙にテンポが悪いです。

横道それ夫
横道それ夫

それほど重い処理をしているとは思えませんが…。製品版での改善に期待します。

STGパートについて

体験版でプレイできるのはチュートリアルステージ含めて4つ。

横道それ夫
横道それ夫

「ステージ4」までではなく「1-0から1-3」まで、と思っていただければ。

STGパートは制作協力がグレフとのこと。『旋光の輪舞』を筆頭に数々のシューティングゲームを手掛けている会社なので、全体的に上質な作りになっています。

なので、「STGパートはほぼ満足」という前提のもと、少し気になった点を書きます。

バーストゲージが溜まった演出

敵撃破時のアイテム等によって溜まっていく「バーストゲージ」なるものがあるのですが、これがチャージされたときに自機の周りに爆発みたいな演出が出ます。

これが被弾したみたいに見えて焦ります。

横道それ夫
横道それ夫

単純に慣れの問題だと思いますけど、「え!?」となることが体験版だけでも2度3度。

ADVパートとの融合とはいうものの…

STGパートに移ってからも、各ステージやボス戦の間にADVパートが挟まります。

面白いんですけど、「集中力の持って行き方」がよく分かりません。

弾幕シューティング→謎解き→弾幕シューティング→謎解き…

未だかつて、どのジャンルのゲームでも経験したことがない脳の使い方をしている気がします。

横道それ夫
横道それ夫

うーん、これは新ジャンル。

いや、面白いんですよ?たぶん、僕が追い付いていないだけ。

まとめ

一見相容れない2ジャンルを融合させた意欲作です。

横道それ夫
横道それ夫

ひとつの会場で「野球と立食パーティー」を同時開催するレベル。

マイナス点もありますが、「冤罪脱出ADV&弾幕STG」という新体験と、物語の結末はかなり気になります。

星4つ!★★★★☆!

くらいの期待値です。

発売日はもう少し先(2022年5月26日)なので、気になる方は製品版にデータ引継ぎ可能な体験版をプレイしてみてはいかがでしょうか?

今日もふらとぴにお越しいただきありがとうございます。ではまた!

横道それ夫
横道それ夫

僕は製品版を予約しました!

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