【Daily Choppy !】第347回:ODP主催のオンラインセミナーを受講してみました。リアルのセミナーよりも優位性が遥かに高い!

Daily Choppy ! アイキャッチ画像2Daily Choppy!

こんにちは。チョッピーです。

今回の記事について

オンラインセミナー受けてみた!
オンラインセミナー受けてみた!

ODP主催のオンラインセミナー「~アフターコロナの社会で~ ODPクリエイターからの提言」を受講しました。今回はこちらのセミナーの概要と、チョッピーが感じたオンラインセミナーのリアルセミナーに対する優位性に関してご紹介します。

ODPからオンラインセミナーの案内メールが届いていました

「大阪デザイン振興プラザ(ODP)」というインキュベーション施設があります。

インキュベーション(incubation)

《抱卵・培養・保育の意》設立して間がない新企業に国や地方自治体などが経営技術・金銭・人材などを提供し、育成すること。

インキュベーション|コトバンク

クリエイターに特化したインキュベーション施設です。

大阪デザイン振興プラザ(ODP)は、クリエイティブ分野で独立を考えている人や独立まもないクリエイターを支援するためのオフィスを備えたクリエイターに特化したインキュベーション施設です。

ABOUT ODP|大阪デザイン振興プラザ

以前、こちらで開催された「ODPサロン vol.18 アライプラスチック 代表 新井 孝徳 氏 デザインを通して社会課題に取り組むデザイナーができること。」というセミナーに参加しました。

それ以降、ODPからのメルマガを定期的に受け取っています。

その中のひとつにODP主催のオンラインセミナー「~アフターコロナの社会で~ ODPクリエイターからの提言」のお知らせがありました。

チョッピー
チョッピー

オンラインで無料で受講できるのか…。14:00~16:00とちょうどいい時間帯に開催みたいだし内容も面白そうだな…。よし、受講してみよう!

というわけでさっそく申し込んでみました。

オンラインセミナーの概要&感想

オンラインセミナーは2部構成になっていました。最初に株式会社Engineの東 優さんの講演&質疑応答があり、次に上山敦司事務所の上山 敦司さんの講演&質疑応答というタイムスケジュール。それぞれのセミナーの概要と感想をご紹介します。

第1部 “コロナショック”がもたらした生活者の変化とPostコロナのマーケティング戦略

概要

公式サイトのセミナー紹介文は以下の通りです。これをもって概要とします。

私たちの生活は”コロナショック”による大きな変化にさらされ、行動や価値観に新しい常識が生まれ、定着しつつあります。企業活動においては、目の前の変化への対応だけではなく、中長期的な視点で変化を捉え、生活者の未来を創造することがPostコロナにおいては、ますます求められます。そのためのヒントとして、本セミナーでは”コロナショック”により起きた変化を読み解き、”これから”のビジネスにいかに活用すれば良いのか?をマーケティングの視点でご提案します。

~アフターコロナの社会で~ODPクリエイターからの提言 | クリエイターに特化したインキュベーション施設 大阪デザイン振興プラザ(ODP)

なお、登壇者の東さんの経歴は以下の通りとの事です。

  • 2008年 博報堂入社
  • 2017年 クックパッド入社
  • 2019年 株式会社Engin設立

感想

こちらのセミナーの内容を僕の理解で表すと以下の通りです。

現在はコロナショックの第1波を抜け出した状態に過ぎず、今後、第2波、第3波の発生も視野に入れる必要があるとのこと。

これにより生活者の価値観や行動の変化が起こり、企業においては中長期的なビジネスモデルの改善が必要となってくる。具体的には物理的な距離による制約からの解放を組み込む必要がある。

Postコロナ/Withコロナ時代のマーケティングで磨き込むべきは「顧客理解」と「ブランドバリュー」である。

とはいえ、これは元々オリンピック終了後のPost2020としてマーケティング界隈で言われていた内容と同じ。新型コロナウイルスは2020年以降に5年くらいかけてゆっくりと起こるであろうと言われていた変化を、数ヵ月で一気に凝縮させて実現させてしまった。

Postコロナ/Withコロナ時代の認識に関しては僕も自粛期間中になんとなく考えていたモノと全く同じでした。

ただ、世の中の企業の緊急事態宣言解除後のリモートワークの解除っぷりは個人的に予想を超えていました。リモートワークで業務が回るなら、ワザワザ出社を強制する必要性なんて個人的には全く感じないのですが。

というわけで、質疑応答の時間に以下のやりとりをさせて頂きました。

チョッピー
チョッピー

Postコロナ/Withコロナ時代の価値観ってワクチン開発後も変わらない、不可逆的なモノだと思いますか? 緊急事態宣言後に多くの企業でリモートワーク体制が解除されてしまったように元に戻るモノもあるように思えるのですが…。

東 優 さん
東 優 さん

現在は第1波を乗り越えた直後なので揺り戻しで元に戻ろうとする力が強く作用している様に思えます。今後、第2波、第3波が発生するにつれて変化後の価値観が強く根付いていくのではないかと考えています。

なるほど。という事はやはり基本的にはビジネスにおいては「3密を避けたビジネスモデル」を前提に物事を考える必要が出てくる世の中になるのでしょうね。

なお、手前味噌ながら、ふらとぴ編集部では立ち上げ当初からふらとぴ運営において基本的にリモートワークで全ての業務が完結する体制を構築しています。(取材時などは一定の考慮が必要ですが)今後も問題なく事業の黒字化に向けて邁進する事が出来そうです。

というわけで本セミナーは僕にとっては「自分の事業の方向性の正しさ」を再確認に役立つモノとなりました。受講してよかったです。

第2部 しっくりこない広報誌にはこの一手間が足りない!読みたくなる広報誌の作り方、教えます。

概要

公式サイトのセミナー紹介文は以下の通りです。これをもって概要とします。

どの印刷会社に頼んでも、どうもしっくりこない。デザイナーにお願いしているのに、すっきりした紙面にあがってこない。そんなもやもやを抱きながら、広報誌を作っている担当者のみなさん、それはもしかすると、原稿の整理ができていないからかもしれません。ページによって、情報量が極端に多かったり、少なかったりする状況でデザイナーに依頼したところで、見せ方には限界があります。読みたくなるページを作るには、まずは掲載情報を適正量に近づけること。その意識を持つだけで、見え方はずいぶん変わります。今回のご提案では、情報のコントロールの仕方について、もう少し詳しく説明します。ご興味のある方は、デスクの前からご参加ください。当日、お会いできるのを楽しみにしています!

~アフターコロナの社会で~ODPクリエイターからの提言 | クリエイターに特化したインキュベーション施設 大阪デザイン振興プラザ(ODP)

感想

こちらのセミナーの内容を僕の理解で表すと以下の通りです。

広報誌には「パッとしない、進んで読もうと思わない」というイメージがある。この原因のひとつとして「広報誌のデザイナーにとって情報量がコントロールしづらい」という点が挙げられる。

ページデザインの世界には「先割・後割」という言葉がある。先割はデザイン選考でレイアウトを決め、その後、それに合わせて文字数を決めるデザイン方法。後割は提出された原稿を元に、それに合わせてレイアウトを決めるデザイン方法。

広報誌は基本的に後割で作られる。その場合、広報誌の各担当からデザイナーに原稿が送られる形になり、全ての情報を納めるのは物理的に無理になる場合が多い。結果、読みづらい広報誌となる。

文字・写真&イラスト・白場(余白)がそれぞれ30%~40%であれば見やすい紙面となる。また、原稿の種類と内容、対象ユーザ、文字数などによっても適切なレイアウトは異なってくる。

読みたくなる広報誌を作るためには、まず、デザインを手配する場合に発注側が「ラフスケッチを描く」「見出しを考える」などを行い、デザイナーと意識を合わせる必要がある。それをする事により発注側担当者も自分事として広報誌作成を行えるようにもなる。

僕の知らない情報がたくさんあって個人的にとても興味深い内容のセミナーでした。

また、「発注者が最初にイメージを作る事が重要」という点に関しては、僕も過去にシステムエンジニアとしてシステム開発を受注していた経験から強く同意します。

おそらくシステムに限らないと思うのですが、受注業務においては、発注側に「目的達成のために必要なモノはなにか」のイメージが無いとアウトプット作成の難易度が跳ね上がるんですよね。(そもそも達成すべき目的すらあやふやな場合も多いですが)

システム構築においては「要件定義」と呼ばれる工程で「目的達成のために必要な手段」を明確にします。この時点で発注側が「よしなに」みたいな態度だと、そのプロジェクトは確実に失敗します。この点は広報誌の作成でも同じなんでしょうね。

オンラインセミナーのリアルセミナーに対する優位性

あくまでも受講者側の立場からの感想ですが、オンラインセミナー、最高ですね。リアルセミナーの完全上位互換です。

まず、わざわざ会場まで足を運ばなくて済むのが良い。講師の発表資料が画面共有でそれぞれのデバイスに表示されるので見やすい。録画・録音も簡単。チャットによる質疑応答も可能。セミナー後の懇親会もやろうと思えばオンライン飲み会の様な形で行える。

個人的には「オンラインセミナーとリアルセミナーのどちらも行える状況」においては「リアルセミナーを選択する理由はひとつもない」と断言できるくらい、オンラインセミナーには強い優位性を感じました。

ただ、講師の方としては受講者の反応がわかりづらくやりにくい…という面はあるのかもしれません。

本日の締め

今回はODP主催のオンラインセミナー「~アフターコロナの社会で~ ODPクリエイターからの提言」の概要と感想、さらには僕が感じるオンラインセミナーのリアルセミナーに対する優位性に関して述べてみました。

緊急事態宣言発出中はオンラインセミナーですら開催が少なかったですが、最近は徐々にセミナー等も再開されてきた感がありますね。今後も機会を見付けて色々と受講してみたいと思います。

本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。

今回の記事、さっそく読みやすさを意識して書いてみましたが、どうでしたでしょうか? 余白が足りないかな…?

タイトルとURLをコピーしました