こんにちは。料理大好き、チョッピーです。
![ダシか、アクか](https://www.flatpeer.com/wp-content/uploads/2022/06/DC-1076-01-1024x576.jpg)
ラーメン
あなたは「信じられない程マズいラーメン」を食べた事があるだろうか?
ただの「マズい」ではない。
「信じられない程マズいラーメン」だ。
僕はある。
時は遡って10数年前。場所は大阪市内のとある地下鉄の駅のすぐ近く。
当時、働いていた職場の後輩から
![後輩](https://www.flatpeer.com/wp-content/uploads/2022/04/DC-1002-02-150x150.png)
この近くに「信じられない程マズいラーメン」があるらしいんですけど、食べに行ってみませんか?
と誘われたのがキッカケだった。
![チョッピー](https://www.flatpeer.com/wp-content/uploads/2019/07/hukidashi-choppy.png)
…そうは言っても、ラーメンでしょ? その時点である程度の美味しさは担保されるのでは? 「信じられない程マズい」なんて、オーバーだと思うなぁ…。まぁ、とりあえず行ってみようか。
そんなわけでお店に到着。
お店は外装も内装も「ヤバそうな雰囲気」にあふれていた。
赤一色の外壁。薄暗い店内。
店内のそこかしこには無数の「こだわり」が書かれた紙が貼られている。
一方、その主張の強さに不釣り合いなほどに静かな店員。
![後輩](https://www.flatpeer.com/wp-content/uploads/2022/04/DC-1002-02-150x150.png)
…これはヤバそうですね。
![チョッピー](https://www.flatpeer.com/wp-content/uploads/2019/07/hukidashi-choppy.png)
…店内でそんなこと言うなよ。とりあえずラーメンを注文してみよう。
それから数分後、店員が無言でラーメンを運んできて、僕達のテーブルに静かに置いた。
真っ黒なスープにちぢれ麺が沈んでおり、薄めのチャーシュー、ネギがトッピングされている。
見た目は富山ブラックを彷彿とさせる。
![後輩](https://www.flatpeer.com/wp-content/uploads/2022/04/DC-1002-02-150x150.png)
…食べてみましょうか。
![チョッピー](https://www.flatpeer.com/wp-content/uploads/2019/07/hukidashi-choppy.png)
うん…。
レンゲでスープをすくい、おそるおそる口に近づける。
それをすすった次の瞬間…
![チョッピー](https://www.flatpeer.com/wp-content/uploads/2019/07/hukidashi-choppy.png)
苦い!? え、なにこれ、ラーメンなのにスゲー苦い!
ビックリした。
「苦いラーメン」なんて想像もしていなかった。
他の味はほとんど感じない。
とにかくスープも麺もチャーシューも、全てが苦い。
今から考えると、おそらくあのラーメンは「煮干しを基調としたラーメン」だったのだと思う。
ただ、煮干しラーメンは本来は煮干しのえぐみや苦みなどを取り除かなければいけない食べ物だと思う。あのラーメンはそれが全く出来ていなかった。
いや、出来ていなかったというか…あえて、それらを際立たせていたのだろう。でなければ、あの味にはなるまい。
![後輩](https://www.flatpeer.com/wp-content/uploads/2022/04/DC-1002-02-150x150.png)
いやー、このクオリティで提供してOKなら、俺もラーメン屋やっちゃおうかな!
![チョッピー](https://www.flatpeer.com/wp-content/uploads/2019/07/hukidashi-choppy.png)
…黙って食えよ。期待通りの味だったじゃないか。
店内にも関わらずデリカシーの欠片もない発言を続ける後輩と、美味しさが全く感じられないラーメン。後輩の発言が聞こえているのか聞こえていないのか、全くうかがい知る事も出来ない程、静かな店員。赤い壁。
地獄があるとしたら、こんな感じなのかもしれない。
気を紛らすために、僕は店内に無数に貼られた「こだわり」を読みながらラーメンを食べきった。
それらの張り紙に書かれた内容は、ひとつも理解できなかった。
![チョッピー](https://www.flatpeer.com/wp-content/uploads/2019/07/hukidashi-choppy.png)
なお、今はもうそのラーメン屋さんは閉店してしまっています…。
『私は最強 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)』
先日から『私は最強 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)』という曲を聴き続けている。
この楽曲、タイトルにある通り『ワンピース』の2022年8月6日公開予定の映画『ONE PIECE FILM RED』の劇中歌だ。
その作品に登場する「ウタ」というキャラクターが歌う楽曲という設定。
実際には『うっせぇわ』で有名な Ado が歌っており、その作詞作曲は Mrs.GREEN APPLE の大森元貴が手掛けている。
![チョッピー](https://www.flatpeer.com/wp-content/uploads/2019/07/hukidashi-choppy.png)
要素が…要素が多い…!!
そう、この楽曲、それを構成する要素が多すぎて、イマイチ聴き方がわからないのだ。
- ワンピースの映画の劇中歌として聴けばいいのか?
- ワンピースの映画の登場人物のキャラソンとして聴けばいいのか?
- Ado の曲として聴けばいいのか?
- Mrs.GREEN APPLE の曲として聴けばいいのか?
- Mrs.GREEN APPLE が提供して Ado が歌うワンピースの映画の登場人物のキャラソンかつ劇中歌として聴けばいいのか?
正直、わからないまま聴いている。
Ado × Mrs.GREEN APPLE 最高~!
聴き方はわからないが、『私は最強』はとても良い歌だ。
僕はMrs.GREEN APPLE も Ado も好きなので、この数日、ず~っと聴き続けている。
この歌、何が良いって Ado が歌っているのに、完全に Mrs.GREEN APPLE の楽曲になっているところが良い。
![チョッピー](https://www.flatpeer.com/wp-content/uploads/2019/07/hukidashi-choppy.png)
実際に聴いて頂けるとわかりやすいのですが、構成・メロディーライン・歌詞などなど、完全に大森節です。
さらに Ado も歌い方をかなり Mrs.GREEN APPLE に寄せている。
しかも、そのクオリティが異様に高い。
![チョッピー](https://www.flatpeer.com/wp-content/uploads/2019/07/hukidashi-choppy.png)
おそらく Ado のレコーディングの前に Mrs.GREEN APPLE のボーカルの大森元貴が仮歌を撮っているのではないかと思うのですが、その仮歌が想像できるレベルで Ado の歌い方が大森元貴っぽいです。
Ado は歌唱の基礎力も高いし、器用だし、まさに現代の J-POP のボーカリストの最高峰の一角だと思う。
塩梅
このように『私は最強』は Mrs.GREEN APPLE 好きも大満足のクオリティに仕上がっている。
Ado もかなりのコピー具合とはいえ、彼女自身の特徴の深い裏声や重い地声を感じさせるパートもあるので Ado ファンも満足できるのではないかと思う。
少なくとも Mrs.GREEN APPLE と Ado の両方が好きな僕は今のところ大満足している。
![チョッピー](https://www.flatpeer.com/wp-content/uploads/2019/07/hukidashi-choppy.png)
正直、当初はそんなに興味がなかった『ONE PIECE FILM RED』も、今は「封切されたら観に行くべきかも…」くらいに思っています。
しかし、この歌は本当に面白い。
Mrs.GREEN APPLE が歌っているワケではないのに、強く Mrs.GREEN APPLE を感じさせるし、Ado も歌い方をかなり大森元貴に寄せているのに、確実に Ado の歌にもなっている。
本来であれば美味しいはずの煮干しの特徴を強く打ち出した結果、信じられない程マズくなってしまったラーメンとは対極にあるような曲だと思った。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
ラーメン二郎は特徴を強く打ち出した結果「新しいスタンダード」を作り出しているので、こちらはこちらでスゴいですよね。