【Daily Choppy !】第1107回:納得できない合理性

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こんにちは。納得大好き、チョッピーです。

納得できない合理性
納得できない合理性

ガーン!

今日、ものすごく強いショックを受ける事件が起きた。

本日(7月25日)掲載の僕の別担当連載『人はゲームで健康的に痩せられるのか!?』の第95回をお読み頂いている方はすでにご存じかも知れないが、なぜか体重が一気に激増したのだ。

具体的にお伝えすると、第94回の掲載のために測定した体重が74.8kgだったのに、第95回では75.3kgになっていた。

なんと0.5kgの増加。

体重を減らすための企画なのに…。

チョッピー
チョッピー

…確かに企画倒れ感は強いけど、0.5kgくらい、そんなにショックを受ける程でもないのでは?

いや、違うのだ。

確かに第94回の時点と比べると0.5kgの増加に過ぎない。だが、実は先週の木曜日(7月21日)に計った時には74.4kgだったのだ。

だから、第95回では「激痩せしました!」という報告をするつもりだったのに…。

蓋を開けてみれば、全く逆の結果になっていた。

別に金・土・日に暴飲暴食をしたつもりもないのに…。

もうね、スゴいショック。

チョッピー
チョッピー

なるほど。

僕には、もはや体重というモノが全く理解できない。人智の及ばない領域だとしか思えない。

健康第一

ダイエットをするにあたっては、とにかく「健康に気を付けるべき」という主張がよく為されているように思う。

極端な食事制限や、安全性に疑いがある健康(を謳う)食品などによる健康被害が後を絶たないからだろう。

実際、厚生労働省が運営する「e-ヘルスネット」でも『若い女性の「やせ」や無理なダイエットが引き起こす栄養問題』という記事を掲載していたりするし、

若い女性の「やせ」や無理なダイエットが引き起こす栄養問題
多くの若い女性が持つ「やせ願望」やダイエット指向。実はその多くの者がやせる必要がないのに、偏った食生活を送ったり極端なダイエットを繰り返しています。若い女性の「やせ」は多くの健康問題のリスクを高め、さらに若い女性や妊婦の低栄養問題は「次世代の子ども」の生活習慣病のリスクを高めると危惧されています。

つい先日も「食べると痩せる」という謳い文句のゼリーによる健康被害関連のニュースが報道されていた。

『5kg~15kg痩せるゼリー』食べると「動悸や息苦しさ」の健康被害 追跡取材で判明した『危険な医薬品成分』...動画配信者らを直撃 | 特集 | MBSニュース
インターネット上で販売されていた“食べると痩せる”というゼリー。1箱15本入りで、箱に同封されている紙にはベトナム語で「5kg~15kg痩せる」ということが書かれていた。しかし、ゼリーを食べた人からは健康被害を訴える声が続出。取材班が調査を進めていくと、ゼリーには“日本では承認されていない医薬品成分”が入っていることが...

僕も、『人はゲームで健康的に痩せられるのか!?』を連載するにあたって、そのタイトルにもある通り「健康的に痩せる」という点に重きを置いている。

チョッピー
チョッピー

これには、こちらの前身の連載である『基本的にMRPだけで生きてみる』にて、かなりキツい(上に成果の出ない)ダイエットをしてしまった事への反省が込められています。

だから、色々と「健康的に痩せるための方法」を調べたりもしている。

その中で、どうにも疑問を感じざるを得ない体の仕組みがあった。

それは「人体はエネルギー不足に陥ると、筋肉を分解してエネルギーを作り出す(場合がある)」というモノだ。

太りがいが無い

上に書いた筋肉が分解される現象は、筋トレ界隈(?)では「カタボリック」と呼ばれている。

カタボリックとは科学用語で「異化」のこと。異化とは、大きな分子を小さな分子に分解することを指す。

トレーニングの話題では「筋肉の分解」という意味で使われる。筋肉の分解とは、筋たんぱく質を分解して、アミノ酸にしてしまうことを指す。たんぱく質を分解してアミノ酸にすることで、エネルギーに変えたり、新しい細胞の材料として再利用したりする。

カタボリックとは?原因と防ぎ方【プロが教える筋トレ】 | ORICON NEWS

この現象が起こる原因には複数の要因があるらしく、そのうちのひとつに「摂取カロリーの低下」も挙げられている。

身体では、糖質や脂質がエネルギーとして優先的に使われる。だが、糖質と脂質が足りないと筋たんぱく質を分解してエネルギーを生む材料に使われてしまうのだ。

カタボリックとは?原因と防ぎ方【プロが教える筋トレ】 | ORICON NEWS

これ、僕は長らく納得がいっていなかった。

だって、人体には脂肪があるではないか!?

脂肪の役割って「エネルギーをため込むこと」なのではないのか!?

だったら!

筋肉を分解してエネルギーを取り出す前に!

脂肪からエネルギーを取り出せよ!

お前は、何のために太っているんだ!

…と憤っていた。

チョッピー
チョッピー

なお、念のための補足ですが、上の文章で言うところの「お前」とは自分、つまりチョッピー自身を指します。

多方面から眺めれば…

だが、最近、よく考えるとカタボリックという仕組みは、見方によっては合理的であるようにも捉えられるのかもしれない…と思えてきた。

というのも、脂肪よりも筋肉(骨格筋)の方がそれを維持するために多くのカロリーを必要とするのだ。

具体的には以下の通り。

臓器・組織エネルギー代謝量(kg/日)
骨格筋13kcal
脂肪組織4.5kcal
加齢とエネルギー代謝|e-ヘルスネット』よりチョッピーにて一部抜粋・編集して作成

上の表のとおり、筋肉は脂肪の3倍近くのカロリーを必要とする。

だから筋肉はダイエッターにとっては「無駄なカロリーをガンガン消費してくれる強い味方」なのだが…飢餓状態の体からすると「ただでさえ少ないカロリーを無駄に消費する害悪存在」だとみなされるのかもしれない。

そうなるとエネルギーの足りない体が、害悪存在である筋肉を分解して、そこからエネルギーを取り出そうと考えるのも理解は出来る。

カロリーの消費量が減る上に、それにより他の部位を生かすためのカロリーまで取り出せるのだから、飢餓状態の体にとっては一石二鳥だ。

チョッピー
チョッピー

コングロマリットが経営的に不要な子会社を売却してキャッシュを獲得する…みたいな話に近いのかもしれません。近くないかもしれません。

だから…ある一方向から捉えた場合に、どう考えても非合理に思える仕組み等に関しても、別の方向から見れば、それはもしかすると合理的である場合もある…のかも…しれない。

いや、やっぱり納得できない。

脂肪から消費しろよ!

本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。

ダイエット、難しすぎませんか?

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