【Daily Choppy !】第314回:ウィズコロナのニューノーマル

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こんにちは。チョッピーです。

今回の記事について

チョッピーがウィズコロナにおける労働の意義に関するニューノーマルをぼんやりと考えました。共有します。

新型コロナウイルスは長期にわたって影響を及ぼすっぽい

現在、世界は新型コロナウイルスの脅威にさらされています。

日本においては5月21日に大阪府・京都府・兵庫県の緊急事態宣言が解除され、残りの関東の1都3県と北海道に関しても政府は25日にも解除の判断を行う意向を示すなど今のところは脅威は落ち着きをみせているように思えます。(参考:緊急事態宣言の一部解除等についての会見|首相官邸

とはいえ「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」は5月1日に公表した「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」の中で今後の見通しについて以下の様に決して楽観的ではない見解を述べています。

新規感染者数が限定的となり、対策の強度を一定程度緩められるようにな
った地域(以下「新規感染者数が限定的となった地域」という。)であっても、再
度感染が拡大する可能性があり、長丁場に備え、感染拡大を予防する新しい生活様
式に移行していく必要がある。

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」|厚生労働省

また、ハーバード大学の研究者も「新型コロナウイルスの流行は2022年まで続く可能性がある」との研究結果を発表しているようです。

新型コロナウイルスが今後の5年間でどのように広がるかハーバード大学の研究者が複数のコンピューターでシミュレーションした結果が14日、アメリカの科学誌「サイエンス」に掲載されました。研究では「現在の医療の力では感染の流行が2022年まで続く可能性がある」と結論付けています。

新型コロナの流行「2022年まで続く可能性」米研究者|テレ朝news

根本的にはワクチンや治療薬が開発されるまでは、僕達は新型コロナウイルスの脅威と共存していかざるを得ない様に思われます。

ウィズコロナにおけるニューノーマル

新型コロナウイルスとの共存が見込まれる世界は「ウィズコロナ」と表現されるのが一般的なようです。

いま注目されている考え方が、「withコロナ」の社会。新型コロナウイルスと“共に生きる”ことを前提に、私たちの暮らしのかたちそのものを、変えていこうというのです。

「withコロナ」の新時代へ どう変わる? どう生き残る?|NHK

また、このようなパラダイムシフトが起こった後の世界における新しい価値観はニューノーマルと呼ばれるようです。

ある時代・集団を支配する考え方が、非連続的・劇的に変化すること。社会の規範や価値観が変わること。

パラダイムシフト|コトバンク

新たな常態・常識、という意味。世界経済はリーマンショックから回復しても以前の姿には戻れない、との見方から生まれた言葉。構造的な変化が避けられない状況を示唆している。

ニューノーマル|コトバンク

ニューノーマルという言葉は上に引用した説明文にもある通り元々はリーマンショック起因で使われるようになったようですが「ウィズコロナ」以降の常態・常識に対しても転用されているようです。(参考:「ニューノーマル コロナ」でのGoogle検索結果

ニューノーマルにおける労働の意義とは?

ニューノーマルには色々な観点があると思います。僕は個人的にはその中でも「労働の意義」がどの様に変化するのかに関心があります。

コロナ以前の世界の経済システムは基本的に「経済成長」を是として動き続けていたのではないかと僕は考えています。経済成長…つまり実質GDPの伸び率を上げ続ける事が是とされ、そのための手段として競争主義が導入され世界規模で労働力の総量の増加が図られてきたのではないでしょうか。

その根本には「経済成長しなければ雇用が促進されず生活が困窮する」という恐怖があったのではないかと思います。また「労働は美徳」や「誰かが自分の労働を必要としている」という精神論的な認識も人々を労働に駆り立てていた側面があるのではないかと思います。

しかしながら今回のコロナ禍は上記の常識に一定のカウンターを食らわせている様にも感じられます。

コロナ禍により世界の経済システムは大幅な停滞を余儀なくされています。国連によれば2020年の世界経済の成長率は3.2%の減少に転じると予測されているようです。

猛威を振るう壊滅的なパンデミックを背景に、世界経済は2020年に3.2%減少すると予測されています。ベースラインシナリオでは、先進国のGDP成長率は2020年に-5.0%に落ち込みますが、開発途上国の出力は0.7%縮小します。2020年と2021年に予測される累積生産量の損失(約8.5兆ドル)は、過去4年間のほぼすべての生産量の増加を一掃します。

World Economic Situation and Prospects as of mid-2020 | Department of Economic and Social Affairs
※Google翻訳により日本語化しています

世界的に今回のコロナ禍は大きな経済損失をもたらしています。しかし、その結果、マイナスの影響だけが起きた…とは言えない様に思えます。

たとえば大気汚染は劇的に改善されている様です。

NASA(米航空宇宙局)が観測したデータによりますと、ニューヨーク州などアメリカ北東部で大気の状態が2005年以来、最もきれいだったということです。フランスのパリでは大気汚染のレベルが46%軽減されました。また、インドやブラジル、南アフリカなどでも改善が確認されたということです。AP通信によりますと、感染拡大を防ぐため、多くの国で外出制限の措置が取られたことで化石燃料の使用が減るなどし、大気汚染が改善している地域が相次いでいます。

外出減り空気澄む・・・“コロナ禍”に大気汚染が改善(20/04/23)|テレ朝news

また、日本においては厚生労働省自殺対策推進室の資料によれば2020年4月の自殺者数は対前年同月比で約19.8%減少しているようです。とあるエッセイストの記事によれば「自粛生活に幸福を感じた人」という方々もいらっしゃるようです。

コロナ禍以前の常識に従えば、休業や自粛により経済成長が止まってしまった今の世界は不幸に包まれていないといけないハズです。しかしながら実際は地球環境が改善し、日本の自殺者が減り、自粛生活に幸福を感じている人もいる。これは一体、どういう事でしょうか?

もちろん今はまだ経済成長が止まったことによる悪影響が顕在化していないだけであり、今後、ものすごい不幸が世界を襲うのかもしれません。しかしながら、休業や自粛には決して負の側面だけがあるわけではなく正の側面もある…というのは紛れもない事実であるように思えます。

これを踏まえるとニューノーマルにおける労働の意義は少なくとも「経済成長が是」だけでは成り立たない気がします。実際に経済成長をしない事による正の効果があったわけですから。ニューノーマルにおいてはそれを取り込んだ新しい意義が構築されるのではないでしょうか。

それが具体的にどの様なモノになるのかは僕には明言は出来ませんが。

今回の締め

今回はチョッピーの考えるウィズコロナにおける労働の意義に関するニューノーマルについてお話しました。

実際のところニューノーマルがどの様なモノになるのかは全くわかりませんが、いずれにせよコロナ禍以前のモノとは大幅に違うモノが出てくるのでしょうね。

本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。

今回の記事は引用・リンクがムチャクチャ多くなっちゃいましたねー。

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